Thursday, April 25, 2024
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子供をバイリンガルに育てることで誤解されている5つの事、専門家の意見

子供をバイリンガルに育てることで誤解されている5つの事、専門家の意見 

バイリンガルに育てられた子供は、一つの言語しか話さない子供よりもメリットが沢山あるとサイエンス的にも証明されています。そして、赤ちゃんや幼児のうちから複数の言語で育てられた子供は、大人になってから外国語を学ぶのと違って苦労なく簡単に言語をマスターします。しかし、複数の言語で話しかけられていると赤ちゃんは混乱してしまい、喋り始めるのが遅くなるという誤解もあるようです。

でも、実際にはどうなのでしょうか。

「子供をバイリンガルに育てることで、誤解されていること5つ」という記事は、5つのよくある誤解として次のように説明しています。

 

1. 複数の言語で育てられると子供は混乱する

例えば、2つの言語で育てられると、子供は混乱してその2つの言語の区別をつけられない。これは、子供をバイリンガルに育てるにあたって、一番言われていることだそうです。

しかし、ある専門家(Raising a Bilingual Childという本を書いたBarbara Zurer Pearsonという人)によると、これは間違った考えだそうです。この専門家は、”生まれたばかりの赤ちゃんでも、たったの数日後に複数の言語の違いを聞き分けられる。” 特に、その言語それぞれの違いが大きいほどその言語の違いを気付くことができる、例えば、フランス語とアラビア語です。 ”これほど年齢が若いと、赤ちゃんは、似た言語の区別をするのが難しい。例えば、英語とオランダ語とか。でも、6ヶ月もすれば、その区別が出来る。” と説明しています。

子供が混乱すると言われてるのは、おそらく昔の研究、それもあまり優れていない研究方法が出した結果なのであろう。そして、この研究結果の影響で、教育者は移民たちに母国語は捨てて英語だけを使うようにと勧めたのだろう。

2. バイリンガルで育てると、喋り出すのが遅れる

これもよく言われていることです。バイリンガルで育てられている子供の中には、一言語で育てられている子供に比べて喋り出すのが遅い子もいますが、専門家によると、この遅れは一時的なもので、必ずしもバイリンガルで育てられる子が皆そうなるとは言えない。また、英語と日本語の2か国語で育てられている幼児は、英語だけで育てられている子供に比べて知っている単語の数が少ないかもしれないけれど、第2か国語である日本語の単語も理解しているので、その2つの言語で知っている単語の数を合せたらその数はもっと多いだろうということです。

しかし、残念な事に、自分の子のお喋りが遅いと気にする親は、周りに一つの言語に絞ったらと言われてしまいがちです。これも、昔、バイリンガル教育は言葉の発達の遅れをとる原因だと言われてたから。実際に私の知り合いで、3歳になっても喋らない息子の事を小児科医に相談したところ、まずは英語だけで話しかけるようにして英語を話すようになったら第2か国語を教えほうがいいというアドバイスを受け、その通りにしたら、子供は英語だけで問題なく生活できるのに何で日本語を喋れるようになるための勉強をしなきゃならないんだと拒んだそうです。そのため、結局は日本語を教えるチャンスを逃してしまったと嘆いていました。

しかし、専門家によると、”2言語併用で子供を育てることによって、子供の喋りが遅れたり、言語の理解が遅れたりするってことはないという研究結果がある”そうです。たとえ、言語発達遅滞と診断を受けた子供でも、その子供を2言語で育てたからって言語発達を更に遅らせるということはない。研究結果によると、言語の遅れを持つ子供は、一言語の環境で育てられようが、2言語の環境でそだてられようが、言葉の進みは同じである、そうです。

3.バイリンガルの子供は言語が混ざってしまう

これもよく言われてることであるが、実はそんなことない。

言語を混ぜてしまうのはありがちであるが、悪い事ではない。しかし、バイリンガルをよく知らない人には、これは子供が二つの言語の区別がちゃんと出来ていない証拠だと思われてしまう。

2言語を振り分けてる間は、言語をまぜてしまうのはありがちで、あまり得意でない言語を話しているとき、分らない単語があると得意な言語の単語を混ぜてしまう。 でも、これは一時的なことで、両方の言語に触れる機会が増えるごとにそれぞれの言語の単語が増え、最終的には言語を混ぜることはしなくなる、と専門家はいいます。

実際には、年齢に関係なくバイリンガルの人は、言語を混ぜてしまう。 これをコードスイッチングと呼びます。良い例となるのが、アメリカに住むラテンアメリカ人が喋るスペイン語。彼らが喋るスペイン語は英語とスペイン語が混ざってます。

”喋っている言語で分らない単語があるともう一つの言語の単語を使って、言語が混ざってしまう人もいるし、この言い方の方が好きだからってわざと別の言語の単語を混ぜて喋る人もいる。”

子供は聞いた事と見たことを真似する。そのため、2つの言語が混ざった環境で育てば、その子供にとってそれが当たり前であり、そうしないことを期待するのは無理。

その通りだとおもいます。お母さん(又はお父さん)が子供と話す時、日本語と英語を混ぜて喋れば、子供も同じように喋るようになります。 そうならないようにするには、話しかける親が2言語を混ぜないで話さなければダメです。

4. バイリンガルに育てるには年齢的にもう遅い。そのチャンスを逃した。

これも、バイリンガルに育てるにあたってよく言われていること。しかし、子供に第2の言語を教えるのは、遅すぎる、そして早すぎるってことは決してない。とは言え、”第2の言語を学ぶのは大人になってからよりも、10歳以下の子供の方が簡単、5歳以下の子供はもっと簡単”と専門家は言います。

専門家によると、最適な時期は、生まれてから3歳まで。これはまさに子供が第一言語を学ぶ時期にあたります。

この次にベストな時期というのは、子供が4歳から7歳の間。この年齢の子供は、まだ複数の言語を平行にして把握できるのです。つまり、第2の言語のシステムを第1言語と同じように築くことが出来るため、2言語をネイティブのように話せるのです。

貴方の子供が7歳以上で、バイリンガルに育てたいと思っているのなら、まだ遅くないですよ。
バイリンガルに育てる時期で3番目にベストなのは、8歳から思春期まで。 ある調査によると、思春期を過ぎると、新しく学ぶ言語は脳の中の別の場所に入れられるため、第2言語の言葉を使うとき、まずは第一言語で考えて(通訳して)から第2言語に達するそうです。

”小さい子供が言語を2つ学ぶには、それが出来るのはほんの短い時期だとよく言われてます。そのため子供が大きくなるにつれてもう遅いとやる気をなくしてしまう。”

”確かに、早ければ早いほど楽である、でもその時期が過ぎても人は新しい言語を学ぶことはできる。”

5. 子供はスポンジのようなもの。 子供は努力無しですぐにバイリンガルになれる。

これも嘘。

もちろん子供が新しい言語を学ぶには、その言語に早く触れるほど(小さい年齢)良いけれど、言語はじわじわと学ぶものではない。つまり、スペイン語の漫画をいくつも見せたからってスペイン語が学べるだろうと期待するのはありえない。

子供に第2の言語を教えるにはちゃんとした計画が必要で、それ以上に大切なのは、一貫性である。
そして、意味があり、楽しい方法で言語を学ばせるのが大切である。

(自分の子供をバイリンガルに育てた親として言いますが、これは、ごもっともです。子供のバイリンガル力は、親の努力が大きく反映します。)

 

 

記事掲載日: 8/18/2016

Source:

http://www.babycenter.com/0_raising-a-bilingual-child-the-top-five-myths_10340869.bc?showAll=true

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