アメリカでは赤ピーマンをパプリカと呼ばない

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赤ピーマン VS パプリカ

日本では、赤ピーマンのことをパプリカと呼びますが、アメリカでは、レッドペッパー(Red pepper)と呼びパプリカとは呼びません。

何年も前に、アメリカで友達になった日本人が赤ピーマンをパプリカと呼んでいたのが不思議でなりませんでした。なぜなら、アメリカではパプリカと言ったら、赤い色のスパイスのことですから。

ずっとそのまま、その理由を知らないままでいたのですが、つい最近、赤ピーマンを買って食べた後、赤ピーマンについて調べてみることにしました。なるほど。日本が赤ピーマンをパプリカと呼ぶ理由は、パプリカとは、赤ピーマンを乾燥させ粉末にしたスパイスのことだからです。

パプリカは、他の種類のペッパーも加えて作ることもあるため、辛さはまちまち。マイルドであったり、甘みがあったり、とっても辛いなど味は色々。栄養面では、鉄分が豊富で、ビタミンEを含む上、抗酸化物質で免疫力をアップします。

ピーマン = スイートペッパー

ピーマンは、ベルペッパー(bell pepper)と呼ばれる他、スイートペッパーとも呼ばれます。スイートペッパーと呼ばれる理由は、辛くないペッパーと種類別されているということです。ホットペッパーと呼ばれる唐辛子の種類がアメリカにはとても多く、ペッパーと言えば自動的にハラペーニョペッパーやゴーストペッパーなど辛いペッパーのことを指す人もいます。ただ、スイートペッパーと呼ぶことはあまりなく、普通ピーマンのことはベルペッパーと呼び、レッドベルペッパー、イエローベルペッパー、tオレンジベルペッパーという呼び方の方が一般的。私が唯一スイートペッパーと呼ばれているのを見た(聞いた)ことがあるのは、野菜の苗です。ピーマンのことをスイートペッパーと表示されていることもあります。

赤ピーマンはパプリカの原料

赤ピーマンはパプリカのメインの原料であって、辛みを付けるために赤唐辛子を加えますが、唐辛子の味がするパプリカを好まない場合は、赤ピーマンだけでパプリカを作ることもできます。つまり、パプリカは赤ピーマンであって形が違うだけとも言えます。

赤ピーマンは、緑のピーマンが完熟したのではない

赤、黄、オレンジのピーマンでよく思われがちだけど間違っている事は、緑のピーマンはまだ未熟で、完熟すると黄色、オレンジ、赤のピーマンになるということ。どれもそれぞれ苗が違う。

確かに赤ピーマンは初めは緑色ですが、それが黄色やオレンジに変色して最終的に赤くなるというのは違います。それはウソで、本当は、赤くなる前に茶色くなります。赤くなるまでに時間がかかり、太陽の光によって赤く色ずきます。天候が悪いと傷みやすい。赤ピーマンが緑のピーマンよりも値段が高いのは、赤ピーマンは育てるのに手間がかかるからです。

何色のピーマンが一番栄養があるか?

どれも栄養が豊富ですが、緑のピーマンよりも赤、黄色、オレンジのピーマンの方が栄養度が高い。その理由は、緑ピーマンは、熟す前にもぎ取られてしまうから。

ピーマンの保存法

スーパーでは冷蔵庫に入っていないけれど、家に持って帰ってきたら、冷蔵庫で保存するのが良いそうです。丸ごとのピーマンは冷蔵庫の中で1週間から2週間長持ちしますが、切ったピーマンは2日くらいでダメになってしまう。そのため、使う分だけ切るようにし、切ったら早く使用してしまうように。

赤ピーマン

赤ピーマンは沢山の太陽の光を浴びることによって真っ赤の色を付けるため、長い間茎にくっついいたまま畑で育つため値段も高いだけあって甘い。スライスして生のままスナックのように食べるのが私は好きです。また、小さく切ってキヌアサラダに混ぜて食べるのもお薦めです。

 

Source:

Paprika Vs Bell Pepper: Are They Actually The Same Thing? – Cookindocs.com

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