アメリカで買うと高い納豆、家で作れば経済的
一通りの日本食材はアメリカでも買えますが、やはり日本の食べ物は高値。そして、なぜか、アメリカで販売されている日本の食材には賞味期限や製造日が記載されていない。一体いつ製造されたのか、賞味期限はいつなのかが分からない。
例えば、納豆。アメリカでは冷凍された状態で販売されている納豆。値段は、３個入りのパックが３ドル。つまり一つが１どると高値です。高いだけでなく、新鮮さが全くない。製造日が記載されていないので、棚に陳列する人もどれが新しくてどれが古いのか分からない。そんなわけで、運が悪いと半分干からびていて古そうな納豆を買ってしまうなんてことになってしまうのです。
こういった理由で、私は納豆はお店で買うのをやめて自分で作るようになりました。納豆は家で自分で作ると人に言うと、驚かれることが多いのですが、実は、海外生活する人には、家庭で納豆を作るというのは珍しい事ではないようです。納豆の作り方をネットで検索すると、いろいろな作り方が出てきます。大きく違うのは、発酵の仕方です。低温で温かい温度に保たれた中で発酵するためにはどうするか。ヨーグルトメーカーを使う方法、オーブンの中で発酵する方法、ボイラーの上に置くなどの方法があります。もう一つの違いは、市販の納豆の少量を納豆のタネとして納豆を作るか、納豆菌を使うかどうか。私は、圧力鍋で大豆を煮て、発酵は、ヨーグルトメーカーを使います。納豆菌は、市販の納豆を使用します。
美味しく作るコツ：
大豆を柔らかく煮ることが重要です。圧力鍋を使うと短縮した時間で柔らかく茹でられます。圧力鍋なら、アメリカで人気のインスタントポット（Instant Pot）がお薦めです。インスタントポットは、私がお薦めする、「アメリカ生活で持っていると便利な物」の一つです。Instant Potの種類はさまざまで、ヨーグルトを作る機能付きの（ヨーグルトを作る時のためのボタン付き）もあります。私が持っているInstant Potには、ヨーグルトのボタンがありません。
Instant Pot
ヨーグルト機能が付いているインスタントポットであれば、ヨーグルトはもちろんヨーグルト機能を使って納豆を作れるようです。
作り方：
- 大豆を1日以上水に浸ける。（大豆の量は2カップくらい）豆が柔らかく煮えるかどうかは、水に十分に浸したかどうかが大きく関係するので、私は念のため2日かけて浸します。
- 豆を煮る。インスタントポットを使うなら穀類のボタンを押して40分煮る。水は大豆をかぶるまで入れます。水の量が少ないと豆が柔らかくなりません。
- 煮え上がった後も蓋を開けず、そのままの状態で30分から40分保温しておくと、さらに豆が柔らかくなります。蓋を取って、豆が熱いうちにザルに通しゆで汁をきる。このゆで汁は、うま味がたっぷりなので、捨てずに料理に使うといいです。容器に大豆だけを入れる。すぐにスターターとなる納豆少量（大匙２くらい）を混ぜる。
- 蓋はぴしっと閉めずに、ペーパータオルで入れ物の口を軽く塞ぎ、蓋をする。ヨーグルトの機械を使って発酵を開始する。
発酵時間は、24時間がお薦めです。やはり発酵時間がネバネバ度に大きく関係します。私は、ヨーグルトを発酵するときと同じく、１０時間くらいで納豆をヨーグルトメーカーから取り出していましたが、24時間発酵すればネバネバ感が抜群です。
冷蔵した納豆の保存期間は、１週間から10日がいいそうです。出来上がった納豆を、保存のためすぐに冷凍庫に入れてしまうのではなく、最低1日ほど冷蔵庫に入れると、納豆菌が働き美味しさが増します。
納豆に使う大豆
大豆はアジア系のスーパーでも買えますが、出来上がった納豆の粒の大きさが通常の市販の納豆よりも大きいんです。下の大豆は納豆用の大豆としてAmazonで販売されています。私もこの豆を買ってみました。アジア系のスーパーで販売されている一般的な大豆は、豆の大きさが大きい為、出来上がった納豆は大粒ですが、この写真の豆は小さいため、市販の納豆の大きさに近い。
失敗して学んだこと
出来上がったばかりの納豆を、容器に小分けして入れ、半分は冷凍庫に、残りは冷凍庫に入れました。冷蔵庫に入れた分は、美味しく食べたのですが、冷凍した分を解凍してから食べようとしたところ、こちらは納豆の粘りがなくなっていてただの豆になってしまった。見た目が発行する前の普通の豆に戻ってしまっただけでなく、味もまずい。不味くて食べれませんでした。おそらく、出来立てのまだ温かい納豆を直ぐに冷凍庫に入れたのが失敗の原因だったのだと思います。
家庭で納豆を作りますか？お薦めの方法がありましたら、下のコメント欄で教えてください。
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