長い夏休みが終わり、とうとう新学期が始りました。
アメリカの学校に通うお子さんがいる方たちは、新しい学年、新しい先生、又は新しい学校で、子供以上に緊張したかと思います。

この一年間、自分のお子さん(たち)が学校で何も問題なく通えるように、知っておきたい事として、遅刻や欠席に関する校則についてお話します。

学校の登校時間、遅刻、欠席、早退について校則を理解する

校舎が開く時間と登校時間

まず、アメリカの学校は一般的に、校舎のドアが開く時間と、登校時間があります。仕事の為、子供を早く学校に送り届けなければならない親たちのために、校舎が朝7時15分から30分くらいに空きます(学校によって違う)。 早く学校に入った生徒たちは、体育館で待機して他の生徒たちが入ってくるのを登校時間まで待ちます。登校時間は7時45分から8時くらいが一般です。

遅刻 Tardy

登校時間を過ぎると遅刻になります。 登校時間が来ると入り口のドアが閉まるので、遅刻した生徒は、学校の事務室(オフィス)があるドアから入り、事務室で遅刻の手続きをします。 一般的に、生徒の名前と登校した時間を記入するだけのことです。 理由は聞かれません。 来る途中に交通事故があって道が渋滞したから遅刻したんだと弁解しても、「じゃあ仕方がないですね。 今回は大目に見てあげます。」 なんてことはまずないでしょう。 どんな理由でも、遅刻として数えられます。

遅刻の場合、何時に学校に来ても良いわけではありません。 10時までに学校に来なければならないなどという規則があるはずです。ただし、病院に行ったから遅刻した場合は除く。

遅刻の数は数えられます。遅刻を何度もすると学校から親に連絡が行く、そして、その子供は休み時間をもらえないなどの罰が与えられます。 こういった遅刻に対する罰則は校則が書かれているハンドブックを読んで認識しておくべきです。

Excused Tardyとはどんな遅刻か?

Excused Tardyとは、具合が悪かったため、怪我のため、又は家族の誰かが亡くなったため、又は病院の予約があった場合、又は裁判所に行かなければならなかった場合です。病院の予約があって学校を遅刻する場合は、病院からDoctor’s noteをもらい、遅刻で学校に行った際に、病院に行ったから遅刻したんだと証拠として学校に提出しなければなりません。 Doctor’s noteには、予約の日にちと時間、そしてすぐに学校に戻っても良いかどうかなどが書かれています。

早退

病院の予約があるから早退しなければならない場合は、学校の事務室に行って、早退の手続きをしなければなりません。 免許書を見せ、早退する生徒の名前と時間などを記入します。 この場合、迎えにくる大人は、許可を得ている人のみです。 誰でも良いわけではありません。 新学期の始まりに、自分の子供を迎えに来る人は誰か学校に知らせます。 学校は、迎えに来た人が許可された人かどうか確かめます。

欠席

毎年、学年度に何回まで遅刻が許されているかは学校によって違います。 例えば、18回までは許されているけど、それ以上、欠席した場合は、罰則があるなど。

初めから子供が学校を欠席するとわかっている場合は、最低1日前には担任と学校の事務の人に知らせること。
また、発熱したり、突然具合が悪くなった場合など予期せずに欠席することになった場合は、なるべく早く、担任と学校の事務の人に知らせること。

迎えの時間

迎えに来る時間が遅かった場合は、Late pick-up feeといって迎えが遅れたとしてお金を取られます。
そうでもしないと、なかなか迎えに来ない大人が出るため、お金をとるという規則があるのは一般的なことです。実際に、お金を取るかどうかは学校によると思います。

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