年上の人でもファーストネームで呼ぶ

ファーストネームで呼ぶことに慣れよう

アメリカでは、人の名前をファーストネームで呼ぶのが普通。でも、これは日本の習慣と違うため、特にアメリカに来たばかりだと、初めて会ったばかりの人や、年上の人、ましてや上司をファーストネームで呼ぶなんてとんでもない!と抵抗を感じるかもしれません。でも、それが当たり前ですから慣れるしかありません。

でも、自分とその人がどんな関係かによって、呼び方が変わることもあります。

ドクターや教授

患者とドクターという関係の場合は、ドクターをファーストネームで呼ぶのではなく、ラストネームにドクターというタイトルを付けて、ドクタースミスという風に呼びます。でも、ドクターの方がジョンって呼んでいいよなんて風に言ったら、ファーストネームで呼べばいい。また、病院の中でドクター呼びされても、病院以外の場所ではドクターと呼ばれるのを嫌がる人もいます。

大学の教授は、名字にプロフェッサーというタイトルを付けて、プロフェッサー・スミスなんて風に呼ぶのが普通ですが、何と呼ばれたいかは本人が決めることですので、プロフェッサーと呼ばれるのを嫌がる教授も中にはいます。その場合は、You can call me John(ジョンって呼んでいいですよ。)なんて風に言う人もいます。

お爺さんやお婆さん

お爺さん、お婆さんといった自分よりもかなり年上の人となると、ファーストネームで呼ぶのはもっと抵抗を感じるかと思います。だからと言って、お爺ちゃん、お祖母ちゃんなんて風に自分のじじばばでもないのに呼ぶこともしません。基本的に、自分の名前をジョンと言って自己紹介したら、ジョンって呼んでいいことだと考えていいです。でも、何て呼んだらよいか分からないのなら、初めはフォーマルにMr. SmithやMrs. Masonなんて風に呼んでみる。相手がファーストネームで呼んで欲しければ、”Call me Stacy.”なんて風に言って来るはずです。

ビジネスの場はどうか
ビジネスの場やでも変わりません。

仕事以外の場所で

大手企業の社長だろうが、医者だろうが、弁護士だろうがカジュアルの場では職業は関係ない
アメリカ人は自分が医師であろうが、大学の教授であろうが、仕事以外の場では、ファーストネームで自己紹介します。ファーストネームで呼んでもらいたいからです。
仕事場では”Hello. I’m Dr. Johnson. Nice to meet you.”なんて言っても、仕事以外の場では、”Hi. I’m John. Nice to meet you.”って感じに。

基本的に、アメリカ人は、カジュアルな場では、自分の職業やタイトルは関係ないと思ってるし、人よりも偉んだなんて風に振るまわりません。偉そうにしてると嫌われます。

何て呼んだら良いか相手に尋ねる

What should I call you?
もし、相手や状況によっては何て呼んだら良いかわからない時は、What should I call you? (何て呼べば良いでしょうか?)と聞けば良いだけの事です。
すると、次のような返事が来ます。
You can call me (first name).
I go by C.J. (nick name).
Call me Mrs. (last name).
Call me Mr. (last name).

名前が聞き取れなかったら?
初めて聞く名前だったり、L なんだか R なんだか聞き取れない時は、聞き返しましょう。
例えば、ケリーって名前が L がつく Kelly とかKelli なんだか、それとも、 Carrie なのか、どっちなのか聞き取れなかったとしたら、
Is it Kelly? と言ってみて、返事を待つ。もし正しければ、”Yes!”と言うでしょう。でも、間違っていたら、No, it’s Carrie. (R が付くケリー)と言うはずです。
Carrieよ!と言われて、その時も L の方なんだか R なんだか分からなくても、最初に自分がKelly で L が付くほうを言ってみて、それが間違っていたのだから、じゃあ R が付くケリーがって自分の中で分かるはずです。笑

それか、スペルを聞く。
How do you spell your name?

スペルを聞くのは、L か R か聞き取れなかった時だけでなく、初めて聞く名前の時は、スペルを知ってた方がその名前を言い易いと思います。
ですから、How do you spell your name? とか、Can you spell your name? と聞いてみましょう。

逆に、相手が貴方の名前を聞き取れない場合
日本人の名前は外国人には難しくて言えない、覚えられないことが多々あります。 自分の名前を言った時、”What? What was your name again?”なんて風に言われたことがあると思います。  そんな場合は、やはりスペルを教えてあげると良いです。

例えば、I’m Tomoe. It’s T, O, M, O, E.  と言っても良いし、T as in Tom, O as in Oscar, M as in Mary, O as in Oscar, E as in Edward. (トムのT, オスカーの O, メリーのM, オスカーのO、エドワードのE.)と 一文字ずつ正確に教えるのも良しです。

え?その名前ってニックネームだったの?

名前を短く簡単にしてそれをニックネームとして使う人は沢山います。例えば、MichaelをMikeにしたり、ChristopherをChrisにしたり。
短くしただけでなく、ニックネームとして全く違う名前になる場合もあります。

例えば、Bill は William のニックネームなんです。 実は、ビル・クリントン(Bill Clinton)の本名はWilliam Clintonなのです。

面白いですよね。

そして、Dick は Richardのニックネームです。 Dickとは色々な意味があります。 He’s a dick.なんて言いかたをして、性格の悪い嫌な男性を罵る言葉でもあります。そして男性の性器の呼び方の一つでもあります。こういった二つの酷い意味があるのに、なんでわざわざ自分がDickと呼ばれたいのか分かりません。笑
他に、RichardのニックネームとしてRichもあります。でも、わざわざニックネームに変える人ばかりではありません。ニックネームにしないで、そのままRichardでいく人もいます。

他にもこんな名前があります。

ヘンリーは Hank のニックネーム

チャールズは、Chuck のニックネーム

マーガレットは、Peggy のニックネーム

デビーは、Debora のニックネーム

テッド(Ted)は、 Edward のニックネーム

ジムは、James のニックネーム

リズは、Elizabeth のニックネーム

ベスは、Elizabeth のニックネーム

マイクは、Michael のニックネーム

アビーは、Abigail のニックネーム

ゲールは(Gail) は、Abigail のニックネーム

ケイは、キャシー(Kathy), Katy(ケーティー)は のニックネーム

ビッキーは、ビクトリアのニックネーム

トニーは、アンソニーのニックネーム

トムは、トーマスのニックネーム

ウィルは、ウィリアムのニックネーム

スーはスーザンのニックネーム

カサンドラはサンドラやサンディーのニックネーム

ロニーはロナルドのニックネー

リックはリチャードのニックネーム