How’s your family? とてもパワフルな質問

こんにちは。皆さんお元気ですか?
テキサスは秋晴れの良い天気が続いています。空が真っ青で空気が冷たいけれど日差しが暖かい。最高の陽気です。

本日、仕事で会った女性の話をします。定期健診に来たアメリカ人の女性、名前はケリーさん。気が張っているようなピリピリとした雰囲気で入ってきました。How are you doing, Kelly?と私が尋ねると、Just fine.と答えただけ。笑顔の一つもない。私の方は、一瞬困ってしまいましたが、さっさと仕事にとりかかりました。そして、私のやるべき仕事がとりあえず終わった時、So.. How’s Jennifer(この方の娘)? と尋ねてみました。すると、ピリピリした雰囲気からフレンドリーな雰囲気に変わり、今朝、娘が家の前の郵便ポストに車で突っ込んだのよなんて話し始めたのです。そこで一緒に笑って、うちの子は、学校に着いたら車の中に黒い靴一つと紫のクロックスしかなくて、仕方がないからそれで登校したのよと言ってさらに笑ったのです。そこから、話が広がり、彼女の旦那さんが今年の夏にコロナで亡くなったことを知りました。ああ、だからか。ピリピリした感じなのは、そんな事があったからだ。

本日は他の人とこんな事もありました。この女性は、相談があって突然予約もなく来たのですが、私が相手をしました。彼女が帰り際にThank you for your timeと言った後、How’s your daughter?と私に言ったのですが、タイミング的に自分の話ばかりしてしまったから今度は貴方が話をしてください、私が話を聞く番ですと言っているような感じでした。このようにアメリカでは、人との会話に色々と配慮する人が多いと私は日々感じます。

他には、20代の男性。「お母さん元気?小さい時はお母さんと来てたよね。」と私が言うと、笑顔が更に笑顔になり、「うん元気だよ。今はメキシコに帰ってるんだ。」と家庭の事情を少し話してくれました。数分、彼が家族の話をするのを聞いて、その後、本題に入りました。「用件だけ話す」よりも相手の個人的な事や家族についても調子はどうですか?と尋ねる。これがアメリカの日常会話の流れです。

How’s your family? How’s your mom (daughter, son, baby…)?

という質問は、アメリカでは普通に上がって来る質問です。仕事でもミーティングの場で、こんにちはと挨拶した後にするに本題に入るというよりも、How are you doingと話の相手に尋ねるだけでなく家族のことまで尋ねるのが大人の会話のエチケットです。

また、この質問はとても不思議なパワーを持っています。アメリカ人は、人に自分の家族の話をするのが大好きですから、こう尋ねてあげると、機嫌が悪そうな顔をしている人でも、こう聞くと顔が和み喜んで話してくれることでしょう。また、会話が途切れた時や、何を離したらいいか困った時にも便利な質問です。

何と答えるか?「元気です」と答えるだけの質問ではない

まず、これは「元気?」と尋ねて「元気です」と答えるという質問ではないことを理解するべきです。元気だよという意味で、She’s fine.と答えるだけでなく、近況を少し話してあげるのが普通です。元気かどうかの一言以上の返答を求めているのです。

例えば、子供の話だったら、何歳になったのか、何年生なのかなど。また、この記事のケリーさんの話のように娘が今朝こんなことをしたみたいな話をするのもいい。旦那さんはどう?と聞かれたら旦那さんが幾つになったとは言わないことですが(笑)、仕事が忙しいとか、新しい車を買ったんだとか旅行に行ってたんだとか、とにかく何でもいい。

聞かれたら相手にも同じく聞いてみる

会話のエチケットとして、How’s your family?の質問に答えた後は、自分も相手に同じように聞いてあげるべきです。

是非、使ってみて下さい。

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