赤ちゃんにも日焼け止めを塗るべきかというアメリカ疾病管理予防センターによる記事を紹介します。
夏休みに海辺で、砂浜に座っていたら、自分に日焼け止めをたっぷりつけるかと思います。
そして、もし、貴方に5か月の赤ちゃんがいたら、この赤ちゃんにも日焼け止めを塗るべきだと思いますか?
アメリカ疾病管理予防センターの小児科のハリーシェリル医師は、その必要はないと言います。
6か月以下の赤ちゃんは太陽の日に当てない
一番良いのは、6か月以下の赤ちゃんは太陽の日に当てない事。朝の10時から午後の2時は特に紫外線が強い時間なのでこの時間帯は避けたほうが良い。
なぜ日焼け止めは赤ちゃんは使用しない方がよいのか?
日焼け止めは子供と大人には勧められていますが、なぜ赤ちゃんには勧められないのか次のように説明しています。
1.赤ちゃんの肌は、大人の肌よりもデリケートなので、日焼け止めからの副作用のリスクが高いから。
2.赤ちゃんを紫外線から守るには、赤ちゃんを日に当てないで日陰に置くのが一番の日焼け予防法。
3.もし、日陰がなければ、日傘やベビーカーの屋根の下で日陰を作ってあげることです。
4.どうしても赤ちゃんを太陽の日から外すことができないのなら、小児科の医師に相談してみましょう。
肌を隠す
米国小児科協会は、夏の外出時の赤ちゃんの服装は、次のようにするべきだと言ってます。
薄い生地で出来た長ズボンと長袖を着させ、つばの大きい帽子をかぶらせて日焼けを避ける。服や帽子は、麻など目の粗い生地ではなく、目の細かい生地の方が良い。帽子も野球帽は可愛くても赤ちゃんのデリケートな首と耳を隠さない。
ハリーシェリル医師は、普通は、暑いと汗をかくことで体温が下がるけれど、赤ちゃんはまだ体が出来上がっていないので、身体が自動的に体温を下げるメカニズムが出来ていない。そのため、生まれて数か月の赤ちゃんは、汗をあまりかかない。なので、体温が上がりすぎてしまわないように注意して見る必要がありる、と説明しています。
水分補給
また、暑い場所で、赤ちゃんは脱水症状になるリスクが高いので、赤ちゃんにミルクを与えるなどして十分に水分補給するように。
他に注意したい事は、
赤ちゃんが、日焼けや脱水症状になっていないか注意して見ること。これらの症状として、大泣き、機嫌が悪い、肌が赤い。
もし、日焼けして肌が赤くなったら、日陰に連れて行き、冷たいタオルで赤くなった肌を冷やす。
外で日が当たる場所に数分以上いる時は、ミルクや母乳を与えて水分補給させる。
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Source:
www.fda.gov
記事掲載日:8/9/2017
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