何の苦もなく5日目を迎える
部屋から一歩も出れない一人の隔離生活も残り１日となりました。先ほどフロントの人からかかってきた電話で「いよいよ明日ですね」と言われて自分が勘違いしていることに気が付いたのです。危うく、バスに乗り遅れていたかもしれません。
6日なんて長すぎると思っていましたが、毎日一日中、パソコンをいじっているだけで、あっという間に時間が過ぎたように感じます。目に悪いと分かっていても、今は、他にやることがない。最近視力が悪くなったのはパソコンと携帯のせい。時間があっという間に過ぎたなと感じるのは、居心地が悪くないからでもあると思います。居心地が悪くないのは、3食の食事のおかげもあります。食事を届けてくれるなんて、こんなにいい事はありません。普段は私が食事を作って家族に出すという生活ですから。自分で作らなくても誰かが食事を作ってくれて出してくれるって、こんなにいい事なんですね。写真上は、昨夜のお弁当。
食事と緑茶
今朝の朝食（写真下）は、これまた美しく、とても美味しかったです。時差ぼけの為、日本時間で夜中の12時半に起きて、それからずっと起きていたため、今朝はとてもお腹が空いていました。そして、今朝の朝食はまたまたパンだったので、嬉しかった。さて、食事についてくる飲み物ですが、初めの2日だけ朝は野菜ジュースでした。それ以降は、緑茶です。こんなに頻繁に緑茶を飲むんですか？普段飲まない緑茶を飲んでいるからカフェインでハイになっているような気がします。沢山飲んでいるような気がしますが、まだまだ人に売れるほどあります。
それにも、食事の前に流れるアナウンスが面白過ぎる。「只今より、皆さまのお食事を配ります。食事が配り終わりましたら、またお知らせします。食事が配り終わるまで外に出ずに部屋の中でお待ちください。食事をとる時は、マスクをきちんと着用して、ドアを抑えながらドアにかかっている食事をお取りください。」これが日に3回流れます。部屋から出ないようにとわざわざ言うのはなぜでしょう。もともとここに滞在している私たちは外に出れない人達だということを忘れたのでしょうか？ そしてホントに丁寧ですね。
6日目に退社した後
滞在6日目の夕方4時に、ここをやっと出れるわけですが（刑務所を出るみたいな言い方）、来た日と同じくバスに乗って成田に戻されます。成田からここまでのバスの走行時間は1時間半でしたが、夕方4時に成田に行くということは成田に着くのが6時くらいでしょうか。その後はどうなるのか何の説明も受けていません。また、何か手続きがあるのか、バスを降りたら自由になるのかわかりません。そこで、フロントに電話してみました。すると、驚いたことに、「それは私たちの方ではわかりません。厚生労働省に電話して聞いてください。」と言われました。驚きました。今まで、誰もこの質問をしなかったの？
そこで、「私は電話をかけられる電話（携帯）を持っていないのですが、この電話は外線かけられるんですか？」と聞くと、「いえ、かけられませんね。私の方でも外線はかけられませんから。」と丁寧に言うだけ。私の状況を理解して、じゃあ、私の方で調べてみますねと言ってくれるかと思いましたがありませんでした。
成田の検疫ではホテル滞在が終わって成田に戻ってからどうするのか説明がありませんでしたし、空港でもらった書類を見ても書いていません。私は、家族が空港まで迎えに来てくれるので時間がぴったり合わなくても問題ありませんが、ハイヤーで帰る人は困ってしまうだろうと思います。
位置確認をする連絡
私が今どこにいるか位置確認をするために、毎日色々な時間に電話がなります。一度は、携帯にダウンロードしたアプリのボタンを押すだけ、もう一度は、ビデオコールと言って、本人の顔を録画しながら位置確認をする連絡もあります。今はとりあえず6日間、私はこの施設から一歩も出ていないのだから、私の位置確認する必要はないかと思いますが、連絡をしてくるのは機械です。抜き打ちで人が電話してくると聞いたことがありますが、今のところそのような電話はかかってきたことはありません。そして、連絡してくる時間ですが、眠っている所を邪魔しないように配慮しているのか、普通の人が起きている時間帯にしかきません。これでいいんでしょうかね。
今日はこれくらいです。明日は、何も問題なくスムーズに6日間の隔離を終了できますように。また報告します。皆さんさようなら。
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