アメリカの夏。プールパーティーが多く、水難事故が多い時期。子供から目を離さないで!

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プールの季節になりました。

テキサスのプールシーズンは、一般的に、5月最後の月曜日のメモリアルデーから9月の第一月曜日のレーバーデーまでです。 暑くて長いテキサスの夏の間、3ヶ月もプールに入れるのは嬉しいことですが、子供の水難事故が毎年絶えないので、子供とプールに入る時は、注意を十分に払うべきです。市民プールには、ライフガードがいるのが一般ですが、ホテルのプールやフィットネスジムのプールにはライフガードがいません。

毎年、ダラジャパでは、子供の水難事故が多いことを認識して頂くために、この記事を目に付くように新しい記事として掲載しています。

2015年には、テキサスで子供75人が溺れ、半分がプールでの事故でした。
そのうち事故が多かったカウンティーは、ダラスカウンティーで9人が死亡しました。
その他のカウンティーでは、デントン、コリン、テラントカウンティーで合計12名が水難事故による死亡。
今年2016年には、すでに16人の子供がテキサスで溺れてます。
統計によりますと、水難事故が多い時期はメモリアルデーからレーバーデーの間だそうです。
まさに、夏のプールの時期です。

アメリカ疾病管理予防センターによると、1歳から4歳の子供の死因で2番目に多いのが溺死です。一番の死因は生まれつきの先天性異常だということなので、事故での死因で見れば溺死は一番ということです。

水難事故は親が周囲にいないところで起こると思われがちですが、そうではありません。
リサーチによると、77パーセントの事故は、大人の監視があるところで起き、ちょっと目を放した隙に起きてます。

ある3歳の女の子の事故では、この女の子はライフジャケットを着てプールに入っていましたが、ライフジャケットを取ってトイレに行き、トイレからプールに戻り、ライフジャケットも他の浮き輪も着用せずにプールに飛び込んだのです。3人の大人がプールサイドで監視していたのに、女の子がプールに戻ってきてプールに飛び込んだときは目を放していて気づかなかったのです。 数分後に、母親がプールの底に沈んでいる娘に気づき、女の子は救急車で病院に運ばれました。 運よく命を落としませんでしたが、事故の後遺症のため喋ることが困難になり、正常に戻るまで一年以上スピーチセラピーなどを受けなければならなかったそうです。

プールパーティーでは十分に気を付けよう

アメリカでは、家にプールが付いているというのは珍しいことではありません。ですから、夏は特にプールパーティーを開く人が多いものです。もし誘われたら、十分に気を付けましょう。

私の話ですが、私の娘が3,4歳の時に、幼稚園の友達の家でプールパーティーに誘われました。沢山の親子が招待(子供10人親10人くらい)されていました。楽しそうだなと思いましたが、自分自身が信用できませんでした。自分が他のお母さんと話に夢中になってしまって自分の子供から目を離してしまうだろうと思ったら怖くなってしまったのです。幾ら水泳用のベストを子供に着用させても、それだけでは十分でないはず。そう思ったので、参加しませんでした。そして、娘が5歳の時、友達の家のプールで遊ばせた時の事です。娘がトイレに行きたいと言ったので、ベストを脱がしてトイレに行かせました。トイレから戻ってきたときに、ベストを着用させるのを忘れてしまったのです。娘もベストを着ていないことに気が付いていなくて、友達二人の目の前で水の中に入ると、そのまま沈んでしまったのです。幸い、友達二人が腕を掴んで水面に上げてくれたため、何事もなかったのですが後でその話を娘から聞いた時はぞっとしました。私自身が他のお母さん二人との話に夢中になってしまった結果、起きたことでした。

ほんの一瞬で溺れてしまう、それも音を立てずに静かに溺れる

少し前に、子供をプールの事故で亡くした夫婦のテレビでのインタビューを見たことがあります。この夫婦によると、子供が溺れる時は、映画のシーンのようにバシャバシャと水の音を立てるなんてことないそうです。静かに音はほとんど立てずに一瞬で溺れてしまうと言っていました。ですから、本当に注意が必要です。

皆さん、くれぐれも気を付けてください。

Source:
http://www.dfwchild.com/features/3331/The-Alarming-Truth-About-Child-Drownings-in-North-Texas

記事掲載日:
7/8/2017

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