ソーシャルセキュリティー番号って何?

ソーシャルセキュリティーとはいわゆる国民年金保険制度のことです。雇い主と雇用者はソーシャルセキュリティー税を払う義務があり毎月給料から引かれます。
この制度は1935年に成立され、もともとはそれぞれの就労者によって納められたソーシャルセキュリティー税の額を間違えなく記録するために作られた制度で ソーシャルセキュリティーを身分証明として使わないようにということでした。しかし、身分証明書として使ってはいけないと法律で縛られていたことではないので、 だんだんと病院や銀行などで身分証明の一つとして利用されるようになりました。

ソーシャルセキュリティー番号を手に入れたら一生その番号を使い、番号を変更することはできません。 ソーシャルセキュリティー番号をもらえるのは基本的にアメリカ国籍の人ですが、アメリカで働く許可(ビザ)を持ってると学生ビザをもってる留学生でももらえます。 アメリカで働く人間はソーシャルセキュリティー税を払う義務があるので外国人であろうと就労ビザを持って働く人はこの制度にすぐに加入しなければならないのです。
 
 
 
留学生は、ソーシャルセキュリティー番号をもらえるか?

ソーシャルセキュリティー番号は、米国で合法的に労働を許可されている人にだけに与えられるので、カレッジや学校に入学してるだけでソーシャルセキュリ ティー番号はもらえません。 しかし、F-1ビザ保持者でも、合法的に働くことは不可能ではありません。

  • キャンパス内で働く
    F-1ビザ保持者でも、貴方が通う学校のキャンパスでなら働くことは可能かもしれません。 キャンパス内での就労に興味があれば、まずはインターナショナルスチューデント オフィスに相談してみましょう。 何時間の就労を許可してくれるか、そしてどんな仕事があるか教えてくれます。
  • キャンパスの外で働く
    学校の外で働くのはちょっと難しくなります。DHS(department of Homeland Security)の許可が必要になるからです。学校内にしろ学校外にしろ、学校側が労働を許可し、その上、ソーシャルセキュリティー番号の申し込み必要事項に当てはまれば、ソーシャルセキュリティー番号を取得できます。
    この場合、ソーシャルセキュリティー番号の申し込みの際に、学校からの手紙と雇用者からの手紙が必要になります。
     
     
    F-1ビザを所持する留学生がソーシャルセキュリティー番号の申請に必要な物

    • 学校からの手紙 (内容:貴方が誰で、現在通っている学校のステータスは何か。そして、雇用先はどこか、仕事内容。)
    • 雇用者からの手紙 (内容:どんな仕事か?、いつからこの仕事を始めたか?、就労時間はどれくらいか?、上司の名前と、電話番号
    • SS-5 申請書 (ここからダウンロードできます。)
    • I-94
    • I-20
    • 日本のパスポート

     
     
    ソーシャルセキュリティー オフィスを探す
    書類がそろったら、ソーシャルセキュリティー オフィスに行って提出します。
    自分が住む地域のソーシャルセキュリティー オフィスはどこにあるのかは、Zip codeで探せます。
    https://secure.ssa.gov/

    ソーシャルセキュリティー オフィスに足を運ぶ前に、全ての書類が揃っていることを十分に確認しましょう。一つでも書類が足りなければ、もう一度戻ってくるようにあっさりと断られます。全ての書類が受理されれば、提出した日から10日以内にソーシャルセキュリティーカードが郵送で届きます。
     
     
    結婚や離婚によって名前が変わった場合
    結婚や離婚によって名前が変わった場合、ソーシャルセキュリティーカードの名前も新しい名前に変えなければなりません。
    外国人の場合の必要書類は下記の通りです。

    • 合法でアメリカにいることを証明するために次のどれか一つ。グリーンカード、I-766, I-94
      F-1ビザを所持する学生はI-20も見せる。
    • 結婚証明書(marrige license)、または離婚証明書(divorce decree)、それか裁判所が名前の変更を許可した証明
    • 免許書

     
     
    安全のため、ソーシャルセキュリティーカードは持ち歩かない

    ソーシャルセキュリティーカードは安全な場所に保管し、お財布などに入れて持ち歩いてはいけません。 なぜかというと、ソーシャルセキュリティー番号を盗まれたら悪用される可能性があるからです。 アメリカでは身元情報の窃盗の犯罪率が上がってます。 ID Theftとは悪い人が貴方のソーシャルセキュリティー番号を使って貴方に成りすましてクレジットカードの申し込みをし、そのクレジットカードを使いまくる。 そしてそのクレジットカードの請求書が貴方の所に送られてきて初めて自分の身元情報が盗まれたことに気がつくといったパターンの犯罪です。 こういった犯罪が多いため、身分証明としてソーシャルセキュリティー番号を聞かれた時、全部の番号をあるのを拒否して最後の4桁だけあげる人もいます。
     
     
     

    source:
    https://www.ssa.gov/pubs/EN-05-10181.pdf

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