11歳の誕生日を学校のクラスでお祝い

先日、私の娘が11歳の誕生日を迎えました。毎年来る誕生日ですが、毎回、アメリカで誕生日がどれだけ大切にされているか、つくづく実感します。今回も同じでした。まず、偶然、娘の大好きな親戚の叔父が他州から遊びに来ていて、誕生日の前日には家に帰らなければならなかったため、娘の誕生日を2日前に、叔父も一緒に娘のお祖母ちゃんの家でお祝いしました。娘が最高の誕生日だったと言った理由の一つは、大好きな叔父も一緒に誕生日を祝ってくれたからです。私を娘の立場に置いて、そして場所を日本に変えて考えてみました。偶然、親戚の叔父が私の11歳の誕生日の2日前に遊びに来ていたら、どうだっただろうと。「~ちゃん、もう11歳になるのか。早いね~。って事は、1月10日生まれか。」なんて風に言うだけだろうと。私の親戚は甥っ子や姪っ子の生まれた日がいつかという事も知らないだろう。でも、それは私も同じ。私自身も甥っ子たちの誕生日を知らない。生まれた月はしっているけど何日かは確かではない。

誕生日の当日は、私たち家族だけでレストランでお祝い。ウェイターに誕生日のお祝いなんだと伝えたので、ウェイターたちが私たちのテーブルに来てハッピーバースデーの歌を歌ってくれました。私たちの周りのテーブルの人達の中には、食べる手を止めて一緒に歌う人や手を叩いたり、お誕生日おめでとう!と言ってくれる人もいました。私たちのウェイターも、私の娘にお誕生日おめでとうと何度も言ってくれました。

担任の先生のお陰で良い誕生日だった

キンダーガーテン生だった5歳から毎年(コロナが始まった年を除いて)学校で、娘の誕生日を祝っていますが、まさか5年生になってもクラスでお祝いすることになるとは思っていませんでした。その理由は、学年が上がるにつれ学校での一日の忙しさが増すため、誕生日を祝う時間なんてないのではないか、クラスの先生が嫌がるのではないかと私は思っていたからです。

しかし、幸いにも、娘の担任の先生は、こころよく受け入れてくれました。

まず、毎度の毎く担任の先生に誕生日をクラスでお祝いしてもらえるかメールで尋ねました。ダメと言われることはないだろうは分かっていたものの、「もちろんいいですよ!クラスの皆で是非、~ちゃんのお誕生日をお祝いしたいです!」なんて言い方で言ってくれるとは思いませんでした。日本よりもアメリカ生活の方が長い私ですが、未だに、「日本じゃあり得ない!」と驚かされることがありますが、まさにこれが良い例です。私がアメリカが大好きな理由の一つでもあります。

娘の話によると、この日は一日中、ク~ラスの皆から何度もお誕生日おめでとう!とお祝いの言葉をもらったそうです。まずは、朝の出席を取る時から始まりました。この先生は、普段から、面白い方法で出席を取るのが好きで、名前を呼ばれたら、通常の Here!(はい!)ではなく、名前を呼ばれたらHola(スペイン語のHi)と言いなさいとか、konnnichiwaと言わせて生徒達を楽しませるのです。そして、この日は、名前を呼ばれたら「~、お誕生日おめでとう!」と言いなさいと言ったのでした。クラス24人全員が一人ずつHappy Birthday, ~(名前)!と言ったのです。

そして、1日中、色々な場面でクラスの生徒たちからお誕生日おめでとう!とお祝いの言葉をかけてくれたそうです。自分の誕生日の時も、家族や親せき、あらゆる人からお誕生日おめでとう!と言ってもらえるので、そうやって育っているので、誰かがお誕生日だと自然に「お誕生日おめでとう!」とお祝いの言葉を言う。それも、さっき言ったからもう言わなくていいと思うのではなく、何度でも言ってあげる。これがアメリカでは普通です。

ハッピーバースデーの歌まで歌ってくれた

私がクラスの皆に用意したクッキーを食べる前に、誕生日の子である私の娘をクラスの前に立たせ、皆で一斉にハッピーバースデーの歌を歌ったのでした。娘の話によると、これは普通だそうです。今までの過去の担任の先生たちは皆、誕生日をクラスでお祝いする生徒には同じように生徒を前に立たせてクラス全体で誕生日の歌を歌ったそうです。ちなみに、クラスで自分の誕生日を祝うかどうかは生徒が決めることです。

関連記事:子供の誕生日を学校で祝うーアメリカではごく普通の事

私がクラスの皆に用意したクッキーでお祝い

娘がキンダーガーテン生の時から毎年(コロナの時を除いて)学校で誕生日をお祝いしてもらっていて、今まで誕生日に用意したスイーツはカップケーキとドーナツ、それとクッキー。色々な意味で一番簡単なクッキーを今回のお誕生日のスイーツに選びました。Costcoのチョコレートチップクッキーが大きくて美味しいので、今回もこれにしました。クラスの皆も先生にも美味しいと評判でしたので大成功でした。

クラス24人の生徒のうち、一人は食物アレルギーを持っていてグルテンフリーである上、デイリーフリー(乳製品アレルギー)であることを私は知っていたので、この生徒のために特別にゼリーを用意しました。Whole Foodsにはグルテンフリーやデイリーフリーの食べ物が他の店よりも多く揃っているのですが、買いに行く時間がなかったため、何処にでもある普通のスーパーで買えるJelloにしました。ナッツアレルギーを持つ生徒はクラスに必ず一人はいるくらいアメリカでは一般的なので、ナッツが入った食べ物はクラスに持って行けないのは常識です。その上、学校の規則でもあります。そのため、クラスでお祝いする誕生日に持って来るスイーツはナッツアレルギーの子でも食べれる。でも、グルテンフリーやデイリーフリーの子供の数はナッツアレルギーほどいないので、誕生日に持って来るスイーツを食べれないことが多いので可哀そうです。今回、私が用意したゼリーは娘の友達です。この友達が皆がクッキーを食べている間に何も食べる物がなかったら娘は、友達を気の毒に思って喜べなかっただろうと思います。この数日後に、別の生徒が誕生日をクラスでお祝いしてもらったのですが、皆はカップケーキを食べ、娘の友達には特別に用意してくれた物がなかったため何も食べないで座っていたそうです。

先生からお礼のメールが来た

クラスで誕生日をお祝いしてもらった後、担任の先生から私にお礼のメールが来ました。

「美味しいクッキーをどうもありがとう。私もクラスの皆もとても美味しく頂きました。

みんなで~ちゃんのお誕生日をお祝い出来て良かったです。」

お礼を言うのは私の方です。先生のお陰でとても良い11歳の誕生日を学校のクラスでお祝いしてもらえたのですから。もちろん、お礼のメールを送りました。

まとめ

アメリカに住んでいる間、日本と違うアメリカ文化を経験するのに、子供の誕生日を学校で祝うのは最高に良いと思います。

 

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