アメリカで近所の人と知り合うベストな方法

Everyone knows everyone.

このフレーズは、「その地域に住んでいる人は皆、知り合いだ」という意味で、人口が少ない小さな田舎町で育った人がよく言います。典型的なアメリカの小さな田舎町とは、それぞれの家の土地が広い為、隣近所と言え隣の家まで徒歩数分だったり、1キロ以上離れているなんていうのも珍しくありません。街灯がなく夜は真っ暗になるし、買い物は隣町のスーパーまで車で1時間以上ドライブしなければならないという「ど田舎」。スーパー、郵便局、銀行は地域に一つだけ。このような小さな町で生活すると、その地域に住む人皆と知り合いになるのが当たり前。誰とも付き合いたくなくても、近所の人と知り合うために努力しなくても、皆が自分の事を知っている。また、ただの顔見知りではなく、こういった田舎に住む人の特徴として近所の人とは手を貸し合い、家族のような付き合いがある。同時に、田舎に住んでいると、「Everyone knows everyone’s business.」というフレーズの通り、人に知られたくない事まで何でも近所の人は知っているということが付き物です。

しかし、人口が多い地域になると、小さな町独特の近所付き合い現象はなかなか起きません。
隣の人の顔でさえ知らない、外で顔を合わせれば手を振るけど話したことはないとった感じになりがちです。こうなると近所の人と知り合うには知り合うための努力が必要になります。

引っ越して来たばかりの時が、タイミング的に近所の人と知り合うための良いきっかけになりますが、引っ越しの挨拶を見逃してしまうと、その後にその人と知り合うきっかけがないまま何年も過ぎてしまった。5年もこの地域に住んでいるけれど、近所の付き合いが一つもないなんてことになり兼ねません。しかし、だからと言って、引っ越して来たばかりの時を逃してしまっても、今さら挨拶するのも変だなと思だというわけでもなければ、近所の人と知り合うのは遅いというわけではありません。

近所の人と知り合うベストな方法

  • 外に出る

近所の人と知り合うベストな方法は、自分が外に出ることです。外に出て、人に自分の姿を見せるわけです。例えば、庭の芝生を刈ったり、花を植えるなどする。そうすれば、同じように外に出ている近所の人に出会えるからです。しかし、アパート住まいの方は、自分の庭がないためこれが出来ませんね。それでも大丈夫!子供とアパートの敷地内を散歩したりアパートのフィットネスジムやプールなどアパートの施設を利用すればいい。

また、近所を散歩したり、小さな子供がいる場合は近所の公園で遊ぶのも人と知り合う方法として最適です。

私の近所関係はどうかというと、近所に親しく付き合っている人はいませんが、外で会えば挨拶や世間話をするくらいの程度の付き合いはあります。特に、すぐ隣に住んでいるスイートな老夫婦の、ジョンという主人は、とても親切でフレンドリーです。ゴミの日は、道端に置きっぱなしだとゴミ箱が風に吹き飛ばされてしまうからと言って必ず私たちのゴミ箱を家の前から敷地内に持って来てくれます。また、運動の為や犬の散歩の為に行く広場があり、そこで顔見知りが沢山います。

アメリカではと言っても住む地域によりますが、郊外や小さな町だと、知らない人に「Hi」と挨拶したり、話しかけたり、ニコッと笑顔を見せるというのはごく一般的なことでもありません。それに、すれ違う人には、「Hi」と挨拶するのが普通であって、目を合わせようとしないですれ違う人こそが変だと思われてしまいます。

ジョギングしている人は、息苦しくて声を出せないかもしれませんが、それでも手を使って「Hi」と挨拶、サイクリング中の人でさえ、両手を自転車から離すことが出来くても、頭を下げて挨拶するなどしてくれます。また、犬の散歩でも、「Hi」と挨拶して、何犬ですか?と話しかける人が多い。

このように散歩中に何度も顔を合わす回数が増えると、挨拶だけだったのが、ちょっとした会話が出来るようになることもあります。お茶を飲みにおいでよと、お互いの家に誘うまでの仲にならなくても、散歩の途中に立ち止まってする数分だけの会話でも、貴方の一日(そして相手の)を十分明るくしてくれるかと思います。

一方、ニューヨークのマンハッタンなど大都市だと、そういった事はあまり期待できません。日本は、こっちタイプですね。

  • オンラインで会う

時代が変わり、多くの事がネットで済ませられるようになっています。その一つが、疑問や質問がある時、誰かに電話しなくても辞書を開かなくてもGoogleがあります。”Just google it”と人が言うように、何でもGoogleが知っている!ただ、近所での事となるとその地域の人に聞くのが正確な情報であったりGoogleしても出てこない情報が得られます。そうなると、NEXT DOORなど隣近所の人との情報交換サイトが便利です。こういったサイトで知り合いを作るのも便利です。同じ道に住んでいる人や、同じコミュニティに住んでいる人、隣の道に住んでいる人など狭く近い範囲の人との情報交換が出来ます。是非、アカウントを作って利用してみるべきです。

つい最近、私はNEXT DOORで巨大な葉のシソを見知らぬ人からもらいました。パクチーかニンニクの苗と交換を望んでいたようですが、あいにくパクチーもニンニクも持っていなったのですが、結局は私にシソの植木を譲ってくれたのです。また、別で、このサイトで「初めまして!」と自分は沖縄から引っ越して来た日本人だと載せたメッセージを見たこともあります。多くの人が、「ようこそ!」と言って暖かく歓迎してくれていました。このような方法で、積極的に地域のコミュニティーに入れば、友達が出来るかもしれません。日本に興味があるという人もいるんじゃないかな。

また、私自身が、ある時に質問を載せたら、偶然にも返事をくれた人が私の子供が仲良くしている同じクラスの友達のお母さんだったということもありました。ここで初めて知り合えたのでした。世の中狭い!物の売買で利用するにも便利なサイトです。

 

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