アメリカの暑い夏の日を乗り超えるコツ、8つ

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カリフォルニアのように一年中過ごしやすい気候の地域は最高ですが、テキサスのように39℃、40℃の日が続く夏は暑すぎます。たまに20℃くらいの日があるとテキサス人が言うのは、「今日は最高の天気だね。この気温が続くといいのにね。」すると「そうだね。でも、それじゃ、まるでカリフォルニアだよ。そうなったらテキサスに引っ越してくる人が増えて、カリフォルニアのように生活費が高くなるよ。」と一緒にいる人が言って、「そうだよね。」笑笑笑! こんな会話がよくあります。

アメリカはなにせ広い国ですから、北と南、また西と東では気候が大きく違います。なので、アメリカでサバイバルする方法と言っても通用しない地域もありますが、ここでは、1年の中で暑い日が多い地域に住む人に使えるだろう暑い日を快適に過ごすコツです。人生の半分以上をアメリカで生活している私の経験から学んだコツです。

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基本的知識:「喉が渇いたら自動販売機で飲み物を買おう」これはアメリカでは不可能

日本では、モールの中、駅のホーム、公園とあらゆる所に自動販売機がありますが、アメリカで同じことは期待できません。アメリカで自動販売機があるのは、空港、会社のビルの中、大学のキャンパスの中、図書館が一般的です。高速道路の脇の休憩エリアにある自動販売機は鉄の格子の中に入っているくらいです。そうでもしないと、機械を壊して中のお金を盗もうとする人がいるからでしょう。

なので、外出中に喉が渇いたらコンビニ、ファストフード店、カフェで飲み物を買うしかありません。ただ、甘い飲み物は嫌だけど水も嫌だ。麦茶とかウーロン茶、緑茶がいいなんて人は、やはり家で用意して持って出かけるしかありません。

と、いうわけでアメリカの暑い日を乗り越えるための秘訣の1番に私があげるのは、飲み物を持って出かける、です。

1.自動販売機なんてない!外出するときは十分な飲み物を持って行く

夏だけでなく、水分の補充は常に重要。アメリカは、日本のようにあちこちに飲み物の自動販売機はありません。外出の際には必ず飲み物を持って行くことをお薦めします。特に、真夏はすぐに飲み干してしまうかと思いますので、多めに持って行きましょう。

サーモスなど保冷効果がある水筒を利用するといいですね。保冷のためだけでなくプラスチックのゴミを減らして環境保護のためにも水筒を利用したいものです。日本に住んだことがある外国人がよく言うのは、日本はプラスチックの使用が多すぎるということです。Hydrocellなどアメリカで人気の水筒なんど$15くらいでamazon.comで買えます。

2.外の散歩やジョギングは早朝に


夏の真っ最中に、外を散歩するなんて不可能のように思いますが、比較的涼しい時間ならアウトドアのアクティビティーも楽しめます。貴方の住んでいる地域の一日の時間ごとの気温を調べてみましょう。私が住むダラス地域では、散歩、ジョギング、サイクリングなどは、朝6時から6時15分までに始めるのがお薦めです。6時はまだ薄暗いけれど6時15分頃までには明るくなります。この時間の気温は24℃くらいから30℃くらい。7時頃から朝日の日差しが強くなってきます。気温は6時から7時で1℃くらいしか上がりませんが、朝日が屋根の上まで上がると朝日の日差しで暑く感じます。

3.子供と公園で遊ぶのも早朝に

小さな子供を公園で遊ばせるのも、早朝が一番です。ダラス地域では、8時を過ぎると日差しがかなり暑いので、私の子供が小さかった頃は、外を散歩したり公園で遊ばせるのは7時くらいでした。朝一番で外で遊ばせて、そうすればお腹も空いて朝ごはんを食べてくれるだろうという作戦でもありました。木で囲まれているような公園は、遊具が日陰になっていて遊びやすいので8時過ぎでも心地良いかもしれません。日陰の公園を探すといいですよ。また、サッカーや野球などのフィールドには、トイレがありますが、アメリカの公園にはトイレがないのが一般的だということを知っておくべきです。ですから、こういったスポーツのフィールドの横にある、遊具付きの公園も選べばトイレの心配も要りません。これも、公園を探す時のポイントです。

4.買い物や用事は朝のうちにやってしまう

暑いと、買い物もしんどいですね。車の乗り降りも辛くなりますし、買った物を車の中にいれるだけでも一苦労。スーパーの買い物など用事は朝10時までにやってしまいましょう。10時を過ぎると外はかなり暑くなり、買い物した食べ物を家まで運ぶのも心配になります。また、早朝の買い物がいいのは、店内の買い物客も少ないので店内を動きやすいという点もあります。

一般的にアメリカの大手スーパーは、8時前に開いている所が多く、早い所は6時から開いています。

例えば、

Kroger 6時
Tom Thumb 6時
Market Street 6時
Walmart 7時
Sprouts 7時
Target 8時
Wholefoods 8時
Central Market 8時
Trader Joe’s 9時
Aldi 9時
Costco 10時

5.車の運転中には腕カバーや長袖を着用


車の運転中も、日よけが必要です。日に日に暑い日差しに左腕と手の甲が焼かれてしまいます。日よけをしないとオーブンの中の肉のように、肌がジリジリと焼かれて痛くなります。そこで、腕カバーが便利。かなり楽になります。紫外線カットするタイプの腕カバーがいいかと思います。
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6.サングラスや日傘

アメリカでは帽子や日傘を使う人は少なくてもサングラスは誰もがかけます。光が眩しくてサングラスがなくては外出できないという人が多いように感じます。紫外線は白内障の原因にもなりますから、紫外線から目を保護する意味も兼ねて、サングラスをかけることをお薦めします。

また、日傘はアメリカでは本当にまれで、日傘をさしている姿は殆ど見かけませんが、人がどう思おうと気にしせずに日傘を使うべきです。なにせ、太陽の光から逃げるには、日傘は素晴らしい道具ですから。アメリカは、一目を気にする必要がない国です。誰も何とも思いませんから安心してください。

7.クーラーでぎんぎんに冷えた室内に上着

よくハワイなど日本人の観光客が多いところで、日本人の団体客が、「おお、寒い!私、クーラーは苦手なの!」なんて言ってるのを耳にしますが、確かにアメリカの建物の中はクーラーでぎんぎんに冷えています。20℃から22℃くらいに設定されています。アメリカ生活が長くなるとこういった冷房ががんがんの場所にも慣れてしまいますが、クラーの寒さが苦手な人は、夏は外の暑さだけでなく室内のクーラー対策もしなければなりません。いつでも着れるように、バッグの中に薄い上着を入れておくと便利です。

8.「ウェストナイル熱ウィルスに感染している蚊」に刺されないための予防

夏といえば、蚊とウエストナイル熱ウイルス(West Nile virus)の季節です。
アメリカでは、ウエストナイル熱ウイルス感染者が記録されるのは夏から秋にかけて。早くて4月に感染した蚊が見つかることもあります。ただでさえ蚊に刺されると痒くて厄介なのに、ウエストナイル熱ウイルスの心配があるため、十分な蚊予防が必要です。

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