病気などの場合の出席停止規則

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少しくらいの風邪でも休まずに学校に行ったら根性があるとか偉いなどと褒められるってことはアメリカではありません。
もちろん、休まずに出席することは勉強の遅れを取らないために大事だと学校側は言いますが、同時に次のような病気の症状がある時は、他の生徒への感染を避けるために、出席することを固く禁じられています。それぞれの学区に出席停止規則があり、学区内の全ての学校が学区が定めた出席停止規則に従わなければなりません。

学区によって文面は異なりますが、内容はどこも似たようなものです。

下記は、Denton ISDの学校保健安全法施行規則の訳です。

 
学校保健安全法施行規則

次のような症状がある生徒は、自宅で休養し、薬の力を借りずに症状が治まってから最低24時が経ってからでないと学校に戻れません。又は、感染する恐れはないので学校に戻っても大丈夫だという医師による手紙がなければ学校に戻れません。


体温計で熱を測り、100度を超える熱がある場合は学校に来させないで下さい。それは、朝の短い間だけでもダメです。
解熱剤を飲ませて登校させても、熱が下がるのは薬が効いている間だけで病気が治ったからではありません。具合が悪いのに学校に来ても、他の生徒に移してしまうだけでなく、本人の具合もなかなか良くなりません。薬の効果が無くなれば、再び発熱し、結局は早退するようになるだけで、治るのに更に時間がかかってしまうだけです。よって、薬の力を借りずに熱が下がってから最低24時間以上が経っていないと学校には戻れません。

嘔吐、下痢
嘔吐と下痢の症状がある時は、ウィルス性の胃腸炎など感染する病気によるものでないとハッキリわからない限り、学校を休ませるように。嘔吐と下痢の両方の症状に襲われたらどんなに辛いかを考えましょう。大人の私たちにでさえ辛いことです。この二つの症状があるのに学校に行けば、トイレに何度も駆け込まなきゃらならくて恥ずかしい思いをするだけです、それに具合が悪くて机にぐったりとして座ってる子供のことを考えてあげましょう。

一日の間に嘔吐と下痢が2回以上あったり、それに加えて熱もあれば学校を休ませてください。朝、学校に行く前に嘔吐や下痢が一度でもあれば、たとえもう気分が良くなったと本人が言っても、念のため数時間家で休ませるべきです。具合が悪いのに学校に行かせても、授業には集中できないでしょう。

発疹
水ぶくれや膿を持つ発疹の場合は、病院に行って治療を受けて、そして医師からの学校に戻っても大丈夫だという一筆が無い限りは学校に戻れません。それか、完全に発疹が無くなったら、又は、発疹が乾いて瘡蓋(かさぶた)になり新しい発疹は出てきてないならば学校に戻れます。
発疹だけでなく発熱もした場合は、解熱剤を飲まなくても熱が完全に下がった状態から24時間以上経過してからでないと学校に戻れません。
発疹は水疱瘡など人に移るタイプのものと、人に移る心配はないものもあります。移らないタイプは、何か触ったものにアレルギー反応を起こして発疹が出たり痒くなったりします。その場合は、学校内での薬の服用の規則を守って、抗ヒスタミン剤(antihistamine)などを飲ませてあげてください。又、医師や学校の保険の先生(ナース)と相談してください。

目が赤い時
眼が赤くて涙が沢山出たり、目の周りに乾いた目やにが沢山ついてる場合は、お子さんが結膜炎(pink eye)になっているかもしれません。pink eyeでも必ずしも人に移るとは限りません。移らない場合もあります。でも、医師に診て貰って、人に移らないから大丈夫だという一筆があるか、それか目の赤みやが完全に無くなり、涙目も完全に無くなるまで、学校は欠席してください。

シラミ(HEAD LICE)
シラミなどで皮膚が痒い時は、学校は欠席しなければいけないとテキサス州の規則で決められています。学校の保険室の先生に聞いてどうやってシラミを退治するかと、痒みが治まっていなくてもいつ学校に戻れるのかを聞いてください。

頭痛、痛み、喉の痛み、又は鼻つまり、などの症状がある場合は、学校を強制的に休ませはしませんが、具合がいまいちであれば、医師に診て貰って処方箋の薬をもらうか、処方箋なしの薬でも飲むことを考えてください。素の場合は、学校内での薬の服用の規則は守るように。その規則が何か知らない場合は、保健の先生に問い合わせてください。

具合が悪い子供は家で充分な休養を取り、水分の補充をして、栄養のある食事を取れば、すぐに治るものです。質問があれば、学校の保険の先生に聞いてください。他の生徒に移るかもしれないと判断した場合は、学校側は経験と知識に基づいてお子さんが早く回復するために、いつでも適切なアドバイスをあげられるよう心がけています。

お子さんの健康と安全とそして学業での成功を願うのは私たち学校側も同じです。
 
 

Source:
http://www.dentonisd.org/Page/26507