アメリカの水泳教室ってどんな感じ？子供の水泳教室の選び方

更新日：7/7/2021

子供のうちに習うべきことが沢山ある中、水泳は水の事故に遭わないために必要なスキルだと思います。日本でも、夏になると子供が川や海で水の事故に遭うという悲しいニュースがありますが、アメリカは、遠出しなくても家のプールで溺れてしまうという事故が相次いであります。

アメリカは、お金持ちでなくても家の庭にプールを持っていますし、自分の家にプールがなくても近所のコニュニティー専用のプールがあるというのも珍しくありません。また、アパートにもプールがついている。また、子供のお誕生日パーティーをプールでやるプールパーティーも人気があります。

アメリカ生活では、こういった水での遊びの機会が多いからこそ、水の事故に遭わないために、子供を水泳教室に通わせるのは必須だと考える親は少なくありません。

今回は、アメリカの水泳教室とはどんな感じか、どんなことを考慮して選ぶべきかをお話します。

赤ちゃんでも習える

Aquakidsなどプライベートの水泳教室では、2か月の赤ちゃんから生徒を受け付けています。赤ちゃんや幼児のクラスには、お父さんやお母さんも子供と一緒に水に入れます。

水泳教室を選ぶ際に考慮するべきこと

私自身の経験からお話します。人それぞれ、経験は違いますから一つの意見として聞いてください。

子供の性格に会うレッスン方法：褒める先生か厳しい先生か？

私の子供が通ったフランチャイズ系の水泳教室では、先生が褒めまくり。「Good Job!!」と子供を褒めるというのは、先生と生徒という設定の場所では良く使われる教育方針です。これは、西洋と東洋の国の違いでもあり、アメリカでは特にこの方法を使います。あまり褒めてくれない日本の教育を受けた私から見れば、上手にやって当たり前という考えよりも褒めて自信を付けさせるというのは、良い教育法だと思うのですが、過剰過ぎでやりすぎと思う時もあります。私の子供自身も、今日は上手に出来なかったと思っても、先生は「You did great today.」なんて褒めると言います。私の韓国の友達は、褒めるばかりの先生よりも厳しく教えてくれる先生に教えてもらいたいからと言って、遠い所まで運転して韓国人のインストラクターがいる水泳教室まで通っていると言います。子供には厳しい先生が必要だと思うのは、東洋人独特ということでしょうか。

レッスン方法を見るために、体験レッスンを受けるといいかと思います。体験レッスンについては下を読んでください。

レッスン法

私は、フランチャイズ系の水泳教室とレクレーションセンターと、もう一つは水泳大会に出る選手を育てる水泳クラブで私の子供にレッスンを受けされたことがあります。フランチャイズ系から始め1年ほど通わせました。しかし、レッスン中にインストラクターが他のインストラクターと無駄話をしている間、生徒はただ座って待っていたり、「そんなに泳がせたら疲れちゃうわよ」なんて監視がインストラクターに大声で言ったり、毎回レッスンの最後の10分は、滑り台で滑らせる。また、クラスが始まる数分前にプールサイドに入れて水に入る準備をさせてない。レッスンが始まる時間ぴったりまで入り口で生徒たちはドアが開くのを待っている。そして、5，6分前にクラスを打ち切るので、30分のレッスンでも結局は20分くらいしか水の中に入っていない。

次に、レクレーションセンターの水泳教室に入れました。運よく、良い先生に当たったという事と、プール教室のやり方として、小さな子供のレベルでさえもレッスンの最後は滑り台で遊ばせて終わらせるということはないというのが気に入りました。しかし、、コロナの影響で、インストラクターの数が減り、レッスンがなくなってしまったので、次の場所へ移りました。

次に入ったのは、競技水泳の選手を育てる水泳クラブです。ここは、今までの水泳教室の中で私が一番気に入っています。ここは、先生が水の中に生徒と一緒に入らず、プールサイドからつまり上から生徒が泳いでいる姿を見て指導します。30分のレッスンの中で25メートルを7回も8回も往復させます。時間を無駄にしないで教え、生徒たちはひたすら泳がされています。これぞ、私が望んでいる水泳教室です。この水泳クラブはダラス郊外の数か所にあります。公式サイトはこちら。

2種類の水泳教室

もう一つ、考慮したいことは、もちろんレッスン料と生徒の人数。

アメリカの水泳教室は、大きく2つのタイプに分けられます。一つは、市のレクレーションセンターの中にあるプールでの水泳教室。もう一つは、プライベートなタイプで、個人経営か水泳教室チェーンが持つ水泳教室です。それぞれのタイプの特徴をあげてみました。

１．レクレーションセンターの中の水泳教室

市が運営するレクレーションセンターの中のプールは、プライベートの水泳教室に比べて月謝が安い。例えば、私の地域の場合、45分のクラスが＄１０以下。生徒数は、最高6人くらい。水泳教室チェーンに比べて多いけれど、クラスが満員でなく少人数の生徒しかいないときもある。

２．水泳教室チェーンの水泳教室

アメリカにはフランチャイズの水泳教室がありますが、こういったプライベートの水泳教室は、授業料はレクレーションセンターの水泳教室の2倍以上。一般的にクラスの長さは30分でレッスン料は一回＄２５くらい。生徒数は、レクレーションセンターに比べて少ない4人くらい。

体験レッスンを受ける：

一般的に、申し込む前に体験レッスンを受けることができます。体験レッスンを教える先生は、プール側が決めることかもしれませんが、目当てのインストラクターがいればその先生に教えてもらいたいとリクエスト出来るかもしれません。インストラクターによって教えたかが大きく違いますから、気に入ったインストラクターがいるのなら、その人に教えてもらうのがベストです。まずは、自分の通いたい時間のスケジュールを見て、どの先生が教えているのかを知る、そして、その先生に体験のレッスンを教えてもらいたいと聞いてみましょう。