アメリカ生活:駐車場で車にぶつけられ、車両保険の情報をくれなかったので警察に助けを求めた

アメリカ生活:駐車場で車にぶつけられ、車両保険の情報をくれなかったので警察に助けを求めた

今日、友達とコーヒーショップで会った後、駐車場で事故に遭いました。私が自分の駐車スペースから出ようとゆっくりバックすると、背後から車が私の方にバックして近づいて来たのでした。私は、その車に気が付くと、すぐに停止して相手に私の車にぶつかるよ!と知らせる為にビービーっとひたすらクラクションを鳴らしました。でも、その車はどんどん近づいて私の車にぶつかったのでした。ぶつかった時、大きな衝撃はなかったのでぶつかったのかどうかその瞬間は確かではなかったのですが、車の外に出てみると、私の白い車は相手の車に擦られて傷がついていました。相手の車はバンバーの角がへこんでいた。その車の運転手は、車をその場に停め、外に出てきました。この男性は、自分と私の車が同時にバックしてぶつかった事故だと言う。でも、それは違う。私は、完全に停止してクラクションをひたすら鳴らしたのに、あなたは、どんどんバックして来て停止している私の車にぶつかったんだと私が言うと、私のクラクションは聞こえなかったし、2台の車が同時に動いていてぶつかったんだと言い張る。そして、車の後ろにカメラが設置されているから証明できると言う。

男性は、自分の免許書を出して私に写真を撮れと言い、自分の電話番号を私に言った。私も自分の免許書を出して、男性は私の免許書の写真を撮って、もらった電話番号に電話をかけてみた。電話番号は確かにこの人のだとこの時、確認できました。私は、この日、お財布を家に置いて外出してしまったので、車両保険を持ち歩いていなかったのです。それを相手に伝えると、その人は、僕の免許書と電話番号をあげたんだから後は保険会社同士で連絡すればいいと言う。それでも、警察に電話した方が良いだろうと思って、その人の前で警察に電話しました。すると、怪我している人はいるかと聞かれ、いないと答えると、じゃあ、お互いの情報を交換して後は保険会社にやってもらえばいいと言われただけでした。そして、男性は、その場を去っていったのでした。私の主人に電話して事情を伝えると、主人に相手の車両保険の情報をもらわなかったのはダメだと言われてはッとしたのでした。そこで、モールやショッピングセンターなど駐車場で起きた車の事故は、警察は関与しないと言われたことがありますが、とりあえず、私はもう一度、警察に電話しました。

911に電話すると、「緊急が起きた場所はどこですか?」

この第一声に、私は戸惑いながら、

「あの~、緊急ではないかもしれないけど、ショッピングセンターの駐車場で車にぶつけられたんです。さっきも911したんだけど、怪我人がいないならお互いの情報を交換すればいいと言われただけなんだけど、相手は私に車両保険の情報を渡さずに行ってしまったので、どうしたらいいのかわからない。」と言うと、

警察のオペレーター:すると、「場所は何処ですか?」「あなたの車の色は?車種は?じゃあ、警察官を送ってあげるからそこで待っていて。」

2分くらいで警察の車が2台来ました。(早い!)赤、青、白のライトをピカピカさせて。さずがに音は消していたけど。1台が停まって、私に「大丈夫ですか?」と言って私が大丈夫だと言うと、車を隣に駐車するからと言って停めた。それから事情聴取を始めると、もう一台の警察の車は、必要ないと判断したようで去って行きました。

この警察官は、時間をかけて対応してくれました。私が相手の車両保険の情報が必要だということを理解して、事故の相手と連絡をとるためにあれこれとやってくれました。事故がどのように起きて誰が悪いかということを調べるというよりも、事故の相手が情報を交換しないで去っていったということに対応してくれたのでした。

私は、警察に電話する前に、車両保険の情報を送って欲しいと言うためにこの事故の相手に電話したのですが、電話に出なかった。その上、この人のボイスメールがいっぱいでメッセージを残せなかった。そのことをこの警察官に言うと、いや僕が電話したら絶対に電話に出るだろうとニヤッと笑ったのでした。確かにそうだろう。911から電話がかかってきたら、無視する人はいないだろう。しかも、自分が事故に遭った直後にそんな電話が来たら、事故のことだってわかる筈だし。

事故の相手は「白人か、ヒスパニック系か、黒人か?」

この事故が起きたのは昼間の12時半。外の気温は40度。事故が起きて警察を呼んで、事情聴取の間もずっと車の外に立っている間に私のスマホはオーバーヒートしてしまった。警察官に相手の車の色と運転手の見た目を聞かれた。車の色は、黒か紺色。運転手は….. と何て表現したらいいか困っていると、髪の毛の色は?白人か、ヒスパニック系か、黒人?と聞かれた。人種が多いアメリカだからこそ、白人か、黒人か、ヒスパニック系か(アジア人は出てこなかった)という質問が出るのは当たり前。免許の写真を持っていると言って警察官に事故の相手の写真を見せようとしたのだけど、オーバーヒートしてしまって電話が開けない。そう伝えると、じゃあ車の中でしばらく電話を冷やして開けたら呼んでと言われた。警察官はその間、警察の車の中で何か調べている。

やっと、電話が開けて外に出ると、車の中に警察官がいない。車から2歩離れた場所に立って車の中をもう一度のぞいたけど、やはり人の気配がない。すると、この事故の相手が出てきただろうと思われるレストランの中から警察官が出てきてこっちだよと私を呼んだ。レストランのオーナーにこの男は働いているかと聞きに入っていたのだ。私が中に入ると、ちょっと座って涼んでてと言った。そして、自分は外に出て車の中に入っていった。私は、言われた通り、レストランの中で座って待っていた。すると、レストランのオーナーがドリンクカップを私に渡した。「ずっと外に立っていて喉が渇いているでしょう。何か飲んだら?」と言って。親切な人だった。ありがとうと何度もお礼を言った。

そして、さっき私が警察に渡した事故の電話番号が間違っていたと気が付いて、それを言いに外に出た。すると、免許書で既に事故の男性の情報があがったらしく、私があげた番号が違っていたことに気が付いていた。結局は、警察は、事故のドライバーに連絡がつき、私と相手の車両保険の情報を交換することが出来ました。

一件落着でした。

警察官は、お開きの言葉として、私に、「じゃあ、後は保険会社に連絡してみて。まあ、幸い、ダメージは大したことじゃないし。じゃあ気を付けて運転するように」と言ったので、私は、どうもありがとうございましたと手を出し、握手をしました。握手をしてお礼を言うと、感謝の気持ちが深まりますからね。

さて、これから保険会社に連絡しなければなりません。

まとめ:

ケガ人がいなければ、警察に連絡しないという人がいたり、ネットで調べても同じような事を言う人が多いようです。警察も実際に、怪我がないなら自分たちで情報を交換するだけでいいなんて私に言いましたからね。でも、どうでしょう。私は、今回警察に連絡して来てもらってよかったと思います。私の知り合いに、警察を呼ばずにお互いの情報を交換しただけであとは保険会社に任そうとしたら、相手がぶつかった時の話を自分の有利になるようにデタラメを言ったなんて最悪な人もいましたし。やはり、とりあえず、警察を呼ぶことをお薦めします。

相手のナンバープレートと、相手の免許証と車両保険、そして車のダメージを写真で撮る。車にカメラがついていれば、それを使う事ができるわけですから、カメラを設置することも考慮した方がいいですね。

 

 

 

 

 

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