アメリカ生活:運転中に警察に止められ、今回は警告だけにすると逃がしてもらうこと数回

アメリカ生活:運転中に警察に止められ、今回は警告だけにすると逃がしてもらうこと数回

アメリカの警察官はとても迫力があります。
あのユニフォームのせいでしょうか、それとも銃を持っているからでしょうか。

私が、アメリカで警察と接したことがあるのは、過去に数えられる程度。
運転中に止められたことが数回、それと、子供の幼稚園が警察署を見学した時に付き添いで行ったとき、散歩中に近所をパトロール中の警察が、私の娘がシールをくれたとき。
近所の騒音で警察に電話したとき。
それくらい。

車の運転中に、警察に止められると、それはそれは何とも言えない緊張感と威圧感を受け、嫌な気分になります。自分が何も悪いことしていないと確信があるときでも、緊張します。

日本の友達が、駐車違反でチケットを切られているときに、警察に「勘弁してよ~」と言ったと話してくれたことがあります。その話を聞きながら、そんなこと警察に言っちゃうの?と驚いたのを覚えています。アメリカでは、そんなこと絶対に言えません。

先週、車で土曜日の補習校に向かう途中に、警察に止められました。

背後でピカピカと光るライトに気がつき、「え?警察?え?私?何した?」と分け分からず、ガソリンスタンドの駐車場に入って駐車しました。

窓を開け、警察が来るのを待ちました。

このように警察に止められた時は、勝手に車から出ることは出来ません。
警察が来るまで待ち、警察の支持通りに動かなければなりません。

私: 「私、何かしました?」
警察: 「何で止められたか、わからない?」
私: 「さっぱり分かりません。」
警察: 「この道はスピードリミットが40マイルなのに、君は53マイルで走っていたよ。」

ああ…まずい

この日の朝、学校に行く前に、ドーナツ屋さんで朝食にドーナツとソーセージのパンを食べようと、子供と約束をしていたのです。
余裕を持って家を出たつもりが、ドーナツを食べている時間なんてないと、気がついたので焦っていました。

それで、スピードを出しすぎていたようです。
でも、スピードオーバーしていたとは、全く気が付いていなかったのです。

私: 「スピード出しすぎてたなんて知らなかったです。すみませんでした。」
警察: 「免許書と車の保険を見せてください。」
警察: 「現在も、~市に住んでいるの?」
私: 「そうです。」

警察:「この道のスピード制限を知らなかったの?」
私:「知りませんでした。いつもは、~通りを使うのだけど、今日はこの道の方が早いかと思ってこっちに来たんです。」

警察:「それと、さっき、右側の道にふらっと入って、すぐに元の道に戻ったけど、あれは何だったの?」

ああ、酔っ払ってるとでも思ったのかな。

私:「太陽が目に直撃していたので、一瞬目が見えなくなったため、車線が見えなくなってしまった。でもすぐに右側の斜線が見えて、ここは道でないことに気が付いて、真ん中のレーンに戻ったんです。」

警察: 「そんなに急いで何処に行く途中だったの?」
私:「娘を土曜日の学校に連れて行く途中なんです。」

私の免許書と保険証を手に持って、私の運転経歴を調べに自分のポリスカーに行った。

幾らの罰金取られるのだろう、ともうドキドキしながら待つこと数分。

待つ間、今年の春、天気の良い昼間に、警察に止められたことを思い出しました。
その時、のんびり車を走っていると、突然背後にポリスカーが現れ、車を止めるように言われたのです。
ぜったいにスピードは出していなかったと分かっていたので、何で止められたのかわからない。でも、何も違反はしていないと確信があっても、警察に止められると、もう緊張し過ぎて全身の力が抜けてしまいそうでした。

止められた理由は、ブレーキライトが一つ消えていたから。
すぐに直すように言われただけでした。

2年前の夏に、スピードで止められたけど、結局は警告だけで許してもらったことも思い出した。
こういった過去に警察に止められた時を考えていると、さっきの警察官が戻ってきた。こっちに歩いてくる姿を見ながら、落胆していると、

警察: 「今回は、警告だけにします。」

違反切符は切られなかったのです。

信じられなかった。

私: 「ありがとうございます!」

警察:「でも、皆、誰でも、行くところがあって早く着きたいというのは同じ。でも、スピード制限は守らなければだめだよ。」

なんと、ラッキーだった私。

なぜ警告だけで許してくれたのだろう。

警察に止められた場所が、私の住む町から約24キロ離れていたので、その地域のスピードリミットなどを把握していなかったと多めに見てくれたから?

2年前にモールの横を通る道でスピードで止められた時と同じだと思った。
あの時も、確かに、警察に止められた場所が私が住んでいる地域から遠かった。
だから大目に見てくれたのか、警告だけで許してくれた。

とにかく、ラッキーだったとしか言いようがない。

自分がマイノリティーであるから、アメリカでは、世間からの扱いが他の人と違ってもしかたがないなと思っている。

昔、私のルームメートだった女の子が、アパートを出て1ブロックしか離れていない所で警察にシートベルトをしていない所を止められ、切符を切られた。アパートを出たばかりで、丁度、シートベルトを着用しようと思っていたところだと説明しても、ダメだった。自分が黒人だから、差別されたんだと怒って私に話したことを覚えている。

なぜ、今回も私は、警告だけで許してもらえたのだろう。
わからない。
ただ単にラッキーだっただけだと思う。

昔、アパートの隣の住民が、警察官で、その人がスピードで止めると、事故に遭った身内に会いに病院に行くんだと嘘をついた人がいて、病院に確認したら嘘の話だと分かった、なんて言ってた。
その警察官は、人が嘘をついている時はだいたいわかる、と言ってた。
やはり、スピードで止められたとき、警察に嘘を言って許してもらおうとしないのがベストなのかもしれない。後は、ラッキーであれば警告だけで許してもらえるということか。

もう、次回は警告じゃ済まないかもしれない。気を付けないと。

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