韓国の犬肉農場から一匹の犬をレスキューしたビーガンのオリンピック選手

写真の人は、カナダのペアスケーターであるメーガン ダーメル (Meagan Duhamel)。 彼女はパートナーのエリック レッドフォードと今回の韓国でのオリンピックで金メダルを獲得しました。

メーガンは、今、金メダルを獲得した以外のことでも話題になっています。 それは、彼女は、2017年の2月に、韓国の犬肉農場に送られそうになった一匹の犬を助けたからです。 それ以来彼女の愛犬となって可愛がられているミニチュアダックスフンドミックスの名前はMoo-tae。

ビーガンであり動物愛好家のメーガンは、当時、オリンピックの試験的な滑りの為に韓国を訪れていました。 その時、韓国の犬を犬肉農場から逃がしてあげることを目的としている団体(Free Korean Dogs)を始めたEK Parkさんが8時間も車を運転してMoo-taeをメーガンのもとへ連れて来てくれたのです。その後、メーガンとご主人、そしてコーチの3人はMoo-taeともう一匹の犬を飛行機に乗せてカナダに連れて帰ったのです。もう一匹の犬はカナダで別の家庭にもらわれて行きました。 Moo-taeは毎日メーガンと一緒に瞑想したりヨガをやっていて、その写真がインスタグラムで話題になっています。

ニューヨークポストの報道によると、Moo-taeの前足2本は韓国で受けた虐待により少し変形しているらしい。

韓国では、何千年も前から犬の肉が食べられている。 最近では、若者は犬の肉を食べることに反対派か、犬の肉を食べることに興味がないため、全体的に、犬の肉を食べる国民の数は減ってきているものの、年寄りたちは犬の肉を食べると若返らしてくれるとか元気になると信じている。 そして、犬を食べる国民が減っている理由は、犬をペットとして飼う人も増えてきているから。 2016年には5世帯に1世帯が犬か猫をペットとして飼っている。

韓国の犬肉農場では、毎年ざっと2百万匹もの犬がケージの中に入れられ、虐待され、水も食べ物も与えられない。
西洋の国の動物愛護団体からのプレッシャーがあっても、犬肉業はなくならない。 オリンピックが開催されている地域、Pyeongchangにある犬肉のスープなどを出すレストランがいくつかある。それらのレストランは、犬肉料理を売るのをやめたら政府の手当てがもらえると言われても、メニューから犬肉料理を外すことを断った。その理由は、犬肉料理を食べに来るレギュラーのお客さんを怒らせたくないし、オリンピックが終わってお客さんが一人もいなくなってしまうのではと恐れているから。

オリンピック会場の裏にあるレストランを営むパークさん(60歳)は、”私は、犬の肉を何十年も売っているのよ。犬料理をメニューから外すことはオリンピックがあるから難しいわ。”と言っている。

インターナショナル動物愛好団体は、韓国が犬を食用として殺すことを国レベルで禁止して欲しいと願っている。
しかしそれは簡単ではないので、犬をレスキューしたり犬肉農場を閉鎖させるために小さなボランティア団体ができている。
メーガンのMoo-taeのレスキューを手伝った動物愛好団体、”Free Korean Dogs”もその一つである。 Free Korean DogsのEK Parkさんは韓国で生まれた女性。現在はカナダに住んでいて韓国の犬をカナダとアメリカに連れてくる手伝いをしている。

 

Source:
www.cbsnews.com/news/south-korea-dog-meat-pyeongchang-2018-winter-olympics-meagan-duhamel/
www.delish.com/food/a58216/meagan-duhamel-rescues-dog-south-korea/

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