Friday, May 17, 2024

家の中の事

アメリカの生活で、家の中のゴミの出し方やエアコンの使い方、シャワーヘッドの変え方など、アメリカの家の中のベーシックな情報

アメリカの母の日が日本とどう違うか

アメリカの花の日は、5月の第2日曜日。カレンダー的には、日本と同じです。 しかし、国が違えば文化が違うわけですから、母の日の過ごし方も日本と違います。 母の日がアメリカと日本とどう違うかー 1番大きな違い アメリカの母の日の過ごし方として、プレゼントをあげるだとか食事に行くというのが一般的です。それは、この記事の中で分析してお話しますが、その前に、私の経験で母の日がアメリカと日本とどう違うかで一番大きな違いがあることを指摘したいと思います。 それは、母がいる人は、母の日を忘れない。自分がいるのは母がいるからという認識と感謝があるわけですから、アメリカでは、母の日だということを忘れて(無視して)ただの日曜日として過ごすということはありません。後になって、「お母さん、昨日は母の日だったね」とか、「先週の日曜日は母の日だったね。忘れてたよ。」なんてことはまず起きないことです。それは、大切な人の誕生日を忘れていたということと同じくらいに悪いことで、アメリカでは起きない事です。 アメリカの母の日の一般的な過ごし方 1.母の日は、自分の母親のためでなく、世間中の母である女性のための日であることを認識しよう アメリカでは、 母の日は、自分の母親を祝うだけでない。 子供がいる家庭では、奥さんは、自分の子供の母親であるわけですから、旦那さんもお祝いに参加します。 世間中の母である女性に、母の日であることを認識して「Happy Mother's day!」と言ってあげる。 2.花束をプレゼントする アメリカの母の日は、19世紀の初めにアナ・ジャービスという女性によって始まりました。自分の母親の死の後に、子供の為に尽くす女性として母親をお祝いする日として国の祝日にするべきだと活動し、後にアメリカの祝日としてカレンダーに載るようになったのでした。しかし、母の日と言う名目で母の日の花やカードを販売して儲けようとする会社が続々と出てきたため、アナ・ジャービスは、花屋やカード会社を訴えるなどして、自分の財産を裁判費に使って死ぬまでこの母の日をアメリカの祝日として取り下げようとしたそうです。これは、アメリカでもあまり知られていない話なわけですが、祝日がコマーシャル化していて、祝日毎にホリデーをテーマにした商品が沢山販売されるのはアメリカでは当たり前のことです。これに関しては日本以上だと私は感じます。 さて、そういった裏話は横にして、お花は、母の日のプレゼントとして人気の一つです。アメリカでは、お花屋さんが最も忙しいホリデーは、バレンタインデーと母の日であるくらい、母の日に花を買う人が多い。 母の日にプレゼントする花の種類は、アメリカでは、カーネーションではありません。日本では、カーネーション=母の日ですが、アメリカでは、母の日の特定の花はありません。お母さん(奥さん)の好きな種類の花や、好きな色の花を選ぶとか、母の日用にアレンジされた花を買います。 3.朝食を作ってベッドに運んであげる 母の日の朝は、家族が朝食を作るから、お母さんはベッドでゆっくりしていて、ということです。”朝、起きたら朝食が出来ている、それもベッドに運んでもらえて、ベッドで食べれる” これがなぜか、アメリカでは特別なことと思われていて女性にとても人気あります。特別過ぎて、雑誌やテレビでは、母の日にお母さんに(奥さんに)、特別な朝食を作ってベッドで食べてもらうためのアイディアやレシピが話題になります。 4.母の日のカードをあげる この日、子供や旦那さんは、お母さんに(奥さんに)対する愛を表現するカードをあげます。 お母さんに感謝を表すだけでなく、I love youと言う。ハッピーマザーズデーと言う。 5.ハッピーマザーズデーと言う 朝起きたら、第一声でお母さんに(奥さんに)言います。この時だけでなく、一日に何度も言ってもおかしくありません。 また、自分の母や奥さんだけでなく、友達同士の間でも、Happy Mother's day!とお祝いのメッセージが交わされます。 私も、母親である友達に、母の日のメッセージを携帯電話に送ります。友達とのお祝いのメッセージの交換もあって、より特別な日になります。 また、母親である女性なら誰にでも言うべきお祝いの言葉であるため、スーパーやレストランでお店の人とも交わされます。 ハッピーマザーズデー!と言われたら、Thank you, Happy mother's day to you too.と言ったり、もっと短くHappy mother's day!と返しましょう。 ハッピーマザーズデーと言うのはとても重要で、お花をプレゼントしなくても、カードをあげなくても、ハッピーマザーズデーと言うのが当たり前です。 6.食事に連れて行く 母の日に、食事に出かけるのも人気があります。この日は、母の日の特別なメニューを出すレストランもあります。 7.母が望むように、好きなように一日過ごす(過ごさせてあげる) 母の日には、家族(旦那さん)は、お母さんが(奥さんが)が望むように過ごさせてあげます。 例えば、母の日の食事に行きたいと望むなら、ブランチやランチに連れて行く。また、母の日の過ごし方としてお母さんが一人になりたいというのもよくあります。フィットネスクラブやヨガに行ってリラックス、ストレス発散するのも人気があります。また、一人で家で過ごすのを好む人もいます。一人で家に過ごすために、旦那さんと子供には、一日中出かけてもらうというわけです。 8.母の日を忘れてはいけない! アメリカでは、母親にとって母の日はとても重要な日であるため、母の日を無視できません。「母の日だったことをすっかり忘れた」とか、「忙しくて電話出来なかった」、なんて平気で言えません。 母の日に子供(奥さんに)にお祝いしてもらわなかった、また、Happy Mother's day!というメッセージの言葉の一つなかった場合、お母さんはとても悲しみます。愛されていないんだと思ってしまいます。 会いに行ける距離にいるなら、会いに行くのが当たり前です。

アメリカでよく使われる、人生に関する英語のイディアムやことわざ。

人生に関する英語のイディアムやことわざ 英語のイディアムやことわざは、日常会話の中に頻繁に登場します。覚えていると便利です。 今回は、アメリカで会話の中でよく使われる人生に関するイディアムやフレーズをまとめました。これらのイディアムから、アメリカではどんなことが重要とされているかという文化も知れると思います。 Life is not fair. つまり、人生はいい事ばかりじゃない。公平ではない。これを説明するために、トランプのカードを人生に例える言い方もあります。自分に配られたトランプのカードが自分のその時の人生で、良いカードばかりでない。でも、この言い方に続くのは、公平ではないけれど、とにかく与えられた手元のカードでどうにか上手くやっていくしかないという考えです。 Life sucks. Life is not fair. に続いて、Life sucks. なんて風に言うことがよくあります。suckは良いの反対の意味。続々に嫌な事が続いたときなどに、自分の人生ってなんて最悪なんだろう、Life sucksなんて言います。真剣でなくても、愚痴をこぼすときや、半分冗談でLife sucksと言ってみたりします。~ sucks.という言い方は英語でよくあり、他には School sucks.  Work sucks.  なんて風にも言えます。 Life is beautiful. Life is not fair.  Life sucks....

5月にある学校の先生に感謝する日、「Teacher Appreciation Week」って何?

先生の役目と、その素晴らしさを認識し、先生を感謝する日 Teacher appreciation day (week)とは、この名の通り、学校の先生に感謝する日(週)です。祝日ではないため、学校が休みになったりすることはありませんが、毎年、アメリカでは、5月の第1月曜日の翌日の火曜日が正式の先生に感謝する日で、5月の第1月曜日から金曜日までの1週間をTeacher Appreciation Weekとして学校では重要な日とされています。2024年は5月6日(月)から10日(金)がその1週間となります。 このTeacher appreciation day (week)は、日本で育った私にとって文化の違いを大きく感じることの一つでありましたが、アメリカの文化と習慣を理解するうちにこの日の意味が良く理解できるようになりました。 アメリカにどんなに長く住んでいても外国出身の人、また、アメリカの文化を理解していない人には、Teacher appreciation dayは、ただ単に学校の先生にプレゼントをあげる日(週)としか思えないことです。 そこで、この記事では、アメリカのTeacher appreciation dayについて、文化的になぜ重要なのかの説明をしたいと思います。 教育者は感謝され、尊敬される アメリカでは、子供は国の将来と言われているくらいですので、子供たちが立派な大人になるために学校での教育が重要視されています。また、教育者として教師がとても感謝されているのです。子供を教えるというのは教師の仕事として当たり前なのだから、感謝する必要なんてないだろうと思うかもしれませんが、アメリカでは文化的に、どんな仕事であっても、自分が出来ない事や自分の代わりに何かをしてくれたら感謝するのです。特に、キンダーガーテンや1年生の先生は、授業を教える以上にまだまだ子供である生徒たちの面倒を見る必要もあるわけですから、親は先生に大感謝です。これは、コロナの時期に学校が閉鎖し子供が一日中毎日家にいる生活が続くうちに、学校の先生の偉大さに気が付いたお母さんがソーシャルメディアで先生に感謝するなどが話題になりました。 教育者が感謝される他の理由として、教員の給料は安いのに、教員の職を選んで教師になったということです。なにも教師にならないでもっと給料が良い仕事に就くこともできるわけですが、教師の道を選んだということが素晴らしいと思われます。そんな人たちですので、アメリカの教育者は、教師として教える事に情熱を持っています。子供が好きだから、教育者として教えるのが好きだからという人が多い。 また、アメリカの教師に関して良く知られていることは、給料が安い上に、自分のクラスで使う教材は先生個人が自分のお財布から出すということです。あるサイトによると自分のお金でクラスの教材を買っているという先生の数は97%。1年間で使うその額は$500から$750。結構な金額です。そのため、アメリカの学校では、先生がクラスに必要な物として文房具などクラスで使う物の寄付を求めています。 プレゼント、プレゼント、プレゼント この日をどうやって過ごすか具体的な事は学校によって違いますが、プリスクールと小学生の低学年にとっては、イベントのような日です。学校側は特に積極的に一週間前くらいからTeacher Appreciation Dayに関する連絡を生徒の保護者にメール、またはプリントで送ります。このお知らせは、Teachers appreciation weekが来ますよ。皆さん、先生にプレゼントを忘れないようにというお知らせです。 例えば、写真下をご覧ください。月曜から金曜までこのようにお祝いしましょうと学校側が計画するというのは、小さい学年ではよくあることです。しかし、それに沿ってプレゼントを持って行かなければならないのではありません。あくまでも、提案であって、毎日持って行かなくても、1日でも2日でもいいのです。 月曜日:お花を先生にプレゼントしましょう。 火曜日:先生にありがとうと手紙を書いてあげましょう。 水曜日:先生にスナックをあげましょう。 木曜日:教室で使える文房具をプレゼントしましょう。 金曜日:果物を一つ先生にプレゼントしましょう。(例えば、リンゴ1つとかオレンジ1つ。) PTOが積極的に動く PTOと呼ばれる「保護者と先生の会」がTeacher Appreciation weekの1日を使って、教員のためのポットラックデーとして計画することもあります。保護者に何か食べ物を持って来てくださいと呼びかけるということもあります。個人で先生に何かあげる方法の他に、他の生徒とお金を出し合ってなにか買うこともできます・この辺は、学校によって色々です。 教員の好きな物をまとめたリスト プレゼントは何でもいいわけですが、先生の好きな物がもらえるように、先生それぞれの「私の好きな物」というリストが生徒の親に送られます。先生の好きな食べ物、飲み物、お店、好きな香り、教室に欲しい教材は何かが書かれています。 担任の先生だけでなく、子供が教えてもらっている全教科の先生と事務所のスタッフ、校長先生や学年主任などにもあげるように勧められます。こういったガイドがあると、保護者は先生の好みがわかるため何をあげたらいいか悩まずにすみます。 先生が喜ぶ物、喜ばない物 「先生の好きな食べ物、飲み物、お店、香り」が書かれたメールやプリントを生徒の保護者に送るという学校は最近では一般的なことです。 昔は、先生にリンゴ一つあげる、または先生に"You are the best teacher ever!"と書いてあるマグカップ一つだけでも先生は喜んだようですが、時代が変わるとともに、こういった物は喜ばれないようです。ネットで検索すると「先生が喜ぶプレゼント、喜ばないプレゼント」について書いてある記事が沢山出てきます。先生が喜ぶ人気のプレゼントと喜ばないプレゼントは、こちらの記事を参考にしてください。 クリスマスにも同じような方法で「先生の好きな物リスト」が送られて来ます。クリスマスの時は、教員だけでなく事務室や校長先生の好きな物リストも入っています。このような「先生が好きな物」といったメールが学校から保護者に送られてくるというのは、とてもアメリカらしい。でも、こういった欲しい物のリストを渡さなければ、マグカップを10個も15個ももらうハメになってしまうからです。 この時期に、プレゼントを催促されているようで嫌だという日本人の声をよく耳にしたことがありましたが、これがアメリカの感謝の仕方だと思って、また「郷に入れば郷に従え」ということで受け入れるのばベストかと思います。何をプレゼントするかどうかは、個人の自由です。先生が好きな物としてリストに載っている物でなくてもいいのです。自分があげたいと思う物でいいのです。 子供のためにも何かプレゼントを持たせましょう 教室の中で、他の生徒が先生に何かプレゼントして先生が「ありがとう!」と喜ぶ光景を子供は見ています。特に小さい子供は、そういった光景を見て自分も同じように何か先生にあげたいと思います。なので、子供の為にも何かプレゼントを持たせてあげましょう。あげる物は、リストに書かれている通りの物でなくてもいいのです。結局は、気持ちですから、金額的には無理しない、自分が出せる程度の物でいいのです。子供にカードを書かせるのも忘れずに。最高の先生!...

なぜ4月20日が「マリファナの日」になったのか、色々な説と噂

Weed Day アメリカでは、この4月2日のマリファナの日を祝うお祭りを開催する所が増えてきています。420、4:20、4/20 は、マリファナの意味を持ちますが、なぜ4月20日がマリファナの日になったのかは、色々な説や噂があり、実際は、どれが本当の説なのかわからないようです。CNNの記事によると次のような説があるそうです。 1.カリフォルニアの犯罪コード カリフォルニアでは、マリファナの販売やマリファナを吸うことを420というコードで表すからという説。しかし、実際には、カリフォルニアの420というコードは、公共の土地の出入りの妨害するという意味らしい。 2.警察のラジオのコード 420は警察のラジオのコードだという説もあるけれど、ロスアンジェルスの警察(LAPD)にもニューヨークの警察( NYPD)のコードにも420というコードはない。サンフランシスコの警察にこのコードはあるが、マリファナを吸うという意味ではない。 3.ボブ・ディランの歌に皆でハイになろうという曲 歌手、ボブ・ディランは、Rainy Day Women #12 & 35という歌の歌詞に「皆、ハイにならなければならない」という部分があり、12x35が420になるから。これも噂。 4.カリフォルニア州で、1970年代の高校生の間で420は放課後マリファナを吸おうという意味だった 4:20にはマリファナを吸おうという時間でもあった。また、親の前でもマリファナを吸うという意味でも使われていたらしい。 マリファナの別の言い方 Cannabis これは、Marijuanaと同様に、草の種類を示す呼び方。 Weed これは、スラング。 Pot こちらもスラング。 Joint こちらもスラング。 マリファナを吸うという意味で、He's smoking weed (pot or joint)といった言い方をします。 参照: https://www.cnn.com/2017/04/20/health/420-origin-trnd/index.html

アメリカでは、春と言えば大掃除の季節

春と言えば、アウトドアを楽しめる季節ですので、春の植物や、春のお祭りに行くことを思いつきますが、アメリカでは、大掃除の季節でもあります。スプリングクリーニングと呼ばれる春に行う掃除です。1年の大掃除は、春になるのが一般的で年末ではありません。 掃除に関して、よく使われる英単語 掃除に関して、よく使われる英単語を見てみましょう。 Spring cleaning 一年の汚れを取るために春に行う大掃除。 Deep cleaning ささっと軽く拭くだけの掃除と違って、ディープクリーニングは汚れをゴシゴシとってピカピカにするという掃除です。 春は、スプリングクリーニングとして家の中だけでなく、スマホやサーモスの水筒やコーヒーマグなど毎日使う物の1年の汚れを、ディープクリーニングして完全に取る良い時期でもあります。 Declutter ごちゃごちゃを減らすという意味です。例えば、物がギューギューに押し込んであるクローゼットの中を整理整頓、不要な物は捨てるなどしてすっきりさせることです。とにかく物を減らすために人にあげたり寄付したり捨てたりする。 アメリカで人気!整理整頓の女王、日本人 整理整頓の代名詞でもある、コンマリさんの整理整頓術がアメリカでよく話題になります。アメリカで人気の近藤麻理恵さん(Konmari)の整理整頓術は、「物を処分する」方法が大きく使われます。3人目を出産して家の中の片付け何てやっている暇がなくなってしまったからと家の片付けは止めたと宣言したコンマリさん。コンマリさんもやっぱり普通の人間ねと好感をもたれ、これまた話題になっていますね。とわかれ、アメリカでは、物の処分はとても簡単です。捨てずに寄付できるし、売ってお金にすることもできます。下の記事を参考にしてください。 関連記事:家の中の物を処分したい!北テキサスで物を寄付できる場所、子供用品を買ってくれる場所

アメリカ生活の中で、子供が誘拐されないための注意

アメリカ生活の中で、子供が誘拐されないための注意事項 アメリカは誘拐が多い国とか、アメリカは子供を育てるのに安全な国ではない、と言いたいのではありません。安全と言われている日本でも子供が誘拐されることや殺されるということもあります。逆に、アメリカは、子供を大切にする国であり、子供を守るための法律があり、組織があるので素晴らしい国だと私は思います。ただ、悪い奴はどこにでもいるということを頭に入れ、子供を安全に守ることは重要ですので、この記事を書くことにしました。 ヒューマントラフィック アメリカでは、小さな子供を誘拐する悪い人間は、性的な目的です。子供を誘拐して身代金を請求するというのではありません。自分の家に監禁して子供に性的な悪戯をする、または売春させる。人身売買は、アメリカの中でまさかと驚くような身近で起きていることでもあります。また、アメリカ国外に売られることもあります。ncjrs.gによると、600,000 から 800,000 もの人が国境を越えて人身売買されていて、そのうちの50%が12歳から14歳の子供。 シリアルの箱や牛乳の箱に誘拐された人の顔写真 私がアメリカに来た90年代、失踪してしまった何人もの子供の顔写真を身近で目にしました。例えば、ハイウェイの横のビルボードや、牛乳パックの外側、シリアルの箱、新聞に挟まって来る広告の山の中や雑誌の中。カルチャーショックを感じました。アメリカ人の友達になぜこんなに誘拐された子供がいるのか尋ねると、親が離婚した場合、母親が父親から子供を盗んで失踪する(又はその逆)など実の親が連れて行ってしまうことも多いと言っていた。元旦那、又は元妻が子供を連れて行ったと分かっていても、警察に誘拐されたと追放するってことです。あの頃は、とにかく色々な場所、それもあらゆる場所で行方不明になっている子供がいることを知ることが多かったように思います。テレビ番組でも、失踪した子供を探す番組がありましたし。更に、丁度その頃、ランナウェイ・トレインというSoul Asylumによる歌が流行っていて、この歌のビデオで失踪した36人の子供たちの顔写真を続々と流したところ、そのうち21人の子供が見つかり家族の元へ帰れたのです。 17歳以下の子供の失踪したらーAmber Alert  最近は、先ほどお話したような、牛乳パックやシリアルに失踪した子供たちの顔写真は載っていませんが、代わりにアンバーアラート(Amber Alert)という17歳以下の子供が誘拐されたときに警察が市民に緊急連絡を発信するシステムが利用されています。この発信は、市民の携帯電話に送られてきます。 子供を誘拐する悪い人間がいるということを教える 私の子供には、Amber Alertとは何か話してあります。なので、Amber Alertで携帯がビービーっと鳴るたびに、「見せて、何歳の子が誘拐されたの?」と心配そうに知りたがります。私は、娘が3,4歳の頃から子供を誘拐する悪い人がいると教えてあります。その手口は、可愛い子犬や子猫が車の中にいるんだけど、見たい?などと、子供が好きそうな物を餌にすると。そんなことを言う人には絶対について行ったら行けないよと。それが知っている人でも、ついて行ったらダメだよと。誘拐の手口となることを何度も何度も繰り返し教え、注意しました。ちなみに、こういった教えをStraner Dangerと言います。 子供からは目を離さない 日本を訪れている又は日本に住んでいる外国人が驚くことの一つとして、小さな子供が一人で電車に乗る事です。ある人のネットでの書き込みを思い出します。ランドセルをしょった小学生1年生くらいの小さな子供が朝のラッシュの時間にホームに立っているのを見て、親からはぐれてしまった迷子だと思って、とっさに助けてあげなきゃと思った、でも通学途中の子供で日本では普通のことだと知って驚いたという話でした。アメリカでは、7歳の子供を一人で電車通学させるなんてことはありません。安全ではないと考えるからです。でも、スーパーなどで買い物の最中に、子供がトイレに行きたいと言ったら、何度も行ったことがあるお店であれば尚更、一人でも大丈夫だろうと安心して一人で行かせてしまう親もいます。実際に、お店の中でトイレに一人で言った小学生の女の子が怪しい男の人に狙われた事件がありました。トイレの外でその女の子に近づいた怪しい大人の男性のその様子を少し離れた所にいた男子高校生が何か変だなと感じたのでした。その大人の男性に近づいて、この女の子のことを知ってるのか?と言うと、慌てて逃げて行ったという話でした。 私の子供が小さかった頃、私が何よりも恐れていたのは、娘から目を離していまったら消えてしまうのではないかということでした。人が多い場所では蛍光色のTシャツを着せて遠くからもすぐに見つけられるようにしました。特に幼児期は、誘拐されないようによく心配していました。しかし、10歳にもなると体も大きくなったわけだし、甘い言葉に乗って大人について行ってはいけないという私との約束も理解しているので、誘拐されるんじゃないかという心配度が下がっています。ある日、10歳に娘に一人で犬の散歩に行かせたのでした。家の前の短い道を往復するだけだし、外は明るいし、何の問題もないだろうと思って。それもこれも、私の住んでいる地域は、とても安全。犯罪、ましてや誘拐なんて起きないと思ったからです。しかし、主人にそれはダメだと注意されました。子供が誘拐されるのなんて数秒しかかからない。あっという間に車の中に押し込むように入れられて簡単にさらわれてしまうと。確かにその通りです。10歳だってまだ子供。目を覚まされました。 アメリカの素晴らしいアンバーアラート(Amber Alert)だって、静かで安全な地域で起きた事件でしたから。関連記事:どんな事件だったのか。 とにかく、目を離さないことです。 セックスオフェンダーが近所に住んでいるか探せる セックスオフェンダーとは、性的犯罪を犯した人のことです。成人だけでなく、子供に性的な悪戯をした人、子供のポルノグラフィーの写真や動画を所持、撮影、販売した人で、法的に罰せられた人にも与えられた名前です。アメリカは、性犯罪はとても重い罪とされます。セックスオフェンダーは、釈放後、住んでいる場所をセックスオフェンダーが住んでいる場所として一般に公開されます。それは、住民の安全のためです。それぞれの市役所の公式サイトに、その市に住んでいるセックスオフェンダーが住んでいる住所が発表されています。そのため、市民が住む家やアパートを探す際に、セックスオフェンダーが近くに住んでいないか確認できます。セックスオフェンダーは、名前で探すことも出来ますし、地域で探すことも出来ます。 セックスオフェンダーは子供に近づけないため、子供と携わる事が出来ません。例えば、バックグラウンドチェックでバレてしまうので、学校で働くことはもちろん、子供がいる場所でのボランティアも出来ません。ちなみに、こういう理由で、アメリカでは、学校でボランティアを希望する大人は、バックグラウンドチェックをされます。バックグラウンドチェックでクリアした人だけが学校でのボランティアに参加できます。その点でも、自分の子供を学校に通わせる親として安心できますね。 関連記事 アメリカ生活:出先で迷子になったり危険に遭わないように子供に教えるべき事 子供に教えるべき事 1.子供と一緒にいるお母さんに助けを求める 一般的に、アメリカでは、子供がもし親からはぐれてしまったら、子供と一緒にいるお母さんを探してその人に助けを求めるべきだと言われています。この場合、なぜ男性より女性の方がいいのか?男性自身、自分が子供を狙う変態だと勘違いされるのが怖いから迷子の子供を助けたがらないと言う意見もあります。では、子供なしでいる女性よりも子供と一緒にいる女性の方がいいのはなぜか?自分も母親である人の方が子供慣れしているからだと思います。私自身、子供と一緒の女性の方が安心するので、一人でいる女性よりも、子供と一緒のお母さんに助けを求めなさいと子供に教えています。お店では、お店の従業員に助けを求めなさいと教えても、小さな子供にはお店で働いている人なのかお客さんなのか区別が出来ないかもしれないので、子供といるお母さんに助けてもらいなさいと教えるのが良いのかもしれません。もっと読む

シャワーヘッドをホース付きのに換える

アメリカのアパートについているシャワーは、壁に固定されています。日本のシャワーのように手で持って自由に動かせるシャワーヘッドにしたければ、自分で簡単に変えられる。