アメリカの母の日は、5月の第2日曜日で日本と同じ。しかし、母の日に対する考え方や過ごし方が違います。例えば、アメリカに渡米するまで、私は、母の日には必ずカーネーションを母にプレゼントしていたものです。小中学生の頃は、親のお金で母の日のカーネーションを買いに行っていました。でも、なぜいつもカーネーションだったか?なぜ、手紙は添えなかったのか?それは、カーネーション=(イコール)母の日だと思っていたし、感謝や愛を表す手紙を書いてあげたら喜ぶなんて考えつかなかったからです。
アメリカに渡米してから初めての母の日で、日本とあんまりに違うので驚きました。
アメリカの母の日の一般的な過ごし方。
1.母の日は、自分の母親のためでなく、世間中の母である女性のための日であることを認識しよう
アメリカでは、子供が「母親に母の日おめでとう」と祝うだけでなく、旦那さんも母親である奥さんをお祝いします。
2.花束をプレゼントする
日本では母の日にはカーネーションをあげますが、アメリカには母の日の特定の花はありません。お母さん(奥さん)の好きな種類の花や、好きな色の花を選ぶと良いでしょう。
母の日には、花屋さんやスーパーの花売り場で、母の日用にアレンジされた花が販売されます。
3.朝食を作ってベッドに運んであげる
母の日の朝は、家族が朝食を作るから、お母さんはベッドでゆっくりしていて、ということです。”朝、起きたら朝食が出来ている、それもベッドに運んでもらえて、ベッドで食べれる” これがなぜか、アメリカ人女性にとても人気あります。雑誌やテレビでは、母の日にお母さんに(奥さんに)、特別な朝食を作ってベッドで食べてもらうためのアイディアやレシピが話題になります。
4.母の日のカードをあげる
この日、子供や旦那さんは、お母さんに(奥さんに)対する愛を表現するカードをあげます。
お母さんに感謝を表すだけでなく、I love youと言う。ハッピーマザーズデーと言う。
5.ハッピーマザーズデーと言う
朝起きたら、第一声でお母さんに(奥さんに)言います。この時だけでなく、一日に何度も言ってもおかしくありません。
また、自分の母や奥さんだけでなく、友達同士の間でも、Happy Mother’s day!とお祝いのメッセージが交わされます。
私も、母親である友達に、母の日のメッセージを携帯電話に送ります。友達とのお祝いのメッセージの交換もあって、より特別な日になります。
また、母親である女性なら誰にでも言うべきお祝いの言葉であるため、スーパーやレストランでお店の人とも交わされます。
ハッピーマザーズデー!と言われたら、Thank you, Happy mother’s day to you too.と言ったり、もっと短くHappy mother’s day!と返しましょう。
ハッピーマザーズデーと言うのはとても重要で、お花をプレゼントしなくても、カードをあげなくても、ハッピーマザーズデーと言うのが当たり前です。
6.食事に連れて行く
母の日に、食事に出かけるのも人気があります。この日は、母の日の特別なメニューを出すレストランもあります。
7.母が望むように、好きなように一日過ごす(過ごさせてあげる)
この日は、お母さんが(奥さんが)が望むように過ごさせてあげます。
例えば、母の日の食事に行きたいと望むなら、ブランチやランチに連れて行く。
また、一人で出かけて一人になりたいのなら、そうさせてあげる。例えば、フィットネスクラブやヨガに行ってリラックス、ストレス発散するのも人気があります。また、一人で家で過ごすのを好む人もいます。一人で家に過ごすために、旦那さんと子供には、一日中出かけてもらうというわけです。
8.母の日を忘れてはいけない!
アメリカでは、母親にとって母の日はとても重要な日であるため、母の日を無視できません。「母の日だったことをすっかり忘れた」とか、「忙しくて電話出来なかった」、なんて平気で言えません。
母の日に子供(奥さんに)にお祝いしてもらわなかった、また、Happy Mother’s day!というメッセージの言葉の一つなかった場合、お母さんはとても悲しみます。愛されていないんだと思ってしまいます。
会いに行ける距離にいるなら、会いに行くのが当たり前です。
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