アメリカの誕生日に対する考え、日本とこんなに違う

記事更新日:3/10/2021

アメリカの誕生日に対する考え、日本とこんなに違う

外国を何度も旅行したことがあっても、住んでみないと気が付かないことが沢山あると思います。今回、ここでお話したいアメリカにおける「住んでみないと分からない事」の一つは、「アメリカ人の誕生日に対する考え」です。

私が、アメリカで経験した最初の誕生日は、私自身の誕生日でした。アメリカに来てから3週間後に誕生日を迎えたのですが、それまでに経験した誕生日とは全く違いました。誕生日大学の寮で私のルームメートが計画してくたサプライズパーティーでした。真っ暗な部屋の中に通され、電気がパッとつき、「Surprise!!」。明るくなった部屋の中には、寮の同じ階に住む大勢の生徒たちがいました。ルームメートがバイトで稼いだお金で、寮のあっさりしたリビングルームをパーティーの雰囲気に飾ってくれ、プレゼントまで用意してくれました。同じ階に住みながらも話したこともない生徒までが、「お誕生日おめでとう!」と言ってくれました。アメリカに来たばかりで続々とカルチャーショックを受ける毎日で、この日は、日本とは違う「誕生日に対する考え」を経験しました。

アメリカで沢山の誕生日を経験して分かったこと

1.アメリカ人にとってなぜ誕生日がこんなにも特別な日なのか

1歳の誕生日から毎年必ず祝ってもらうから。だから、誕生日というのはとても特別な日なんだと体にしみ込んでいる。日本とアメリカの違いとして、例えば、「先週、誕生日だったので、家族であそこの新しいレストランに食事しに行ったんだ。」と同僚との会話の中でさらっと言った場合、アメリカ人はまず「お誕生日だったの?お誕生日おめでとう!」と言うはず。これが第一声。それで、家族でお祝いできて良かったねと喜んでくれ、そして、ところでそのレストランはどうだった?食べ物は美味しかった?といった風にレストランの話は後回し。しかし、これが日本人同士の間の会話だったら、「へー、あのレストランどうだった?行ってみたいなって思ってたんだ。」ってこんな感じ。

 

会話の中でも、誰かの誕生日と聞いたら、「おめでとう」と言う

誕生日の人に「おめでとう」と言うのは、日本でも同じです。でも誕生日会といったお祝いの場で「おめでとう」と言う以上に、アメリカは、おめでとうと言ってくれる。例えば、日本では、会話の中で、昨日は、子供の誕生日だったのでレストランに行ったんだとカジュアルに話をしたとします。その時、話を聞いている人は、誕生日だった子供のことよりも、そのレストランに興味を持って、場所は何処?だとか食べ物は美味しかった?と聞くだろうと思います。誕生日だった子供のことに関しては、何歳になったの?と聞くくらいではないでしょうか。私の経験では、こういった誕生日を迎えた本人がその場にいないと「お誕生日おめでとう!」と言ってくれる人はあまりいない。これが、アメリカになると違います。この例の会話の中で、話を聞いている人は、「お誕生日おめでとう!」と言うことでしょう。その場に、その子がいなくてもです。

ましてや、そこに誕生日だった人がいたら、尚更、「お誕生日おめでとう」と言います。例えば、アメリカはレストランで誕生日を祝う人も多く、誕生日のお祝いをしているんだなと分かれば、そばに座っている知らない人までもが「お誕生日おめでとう!」と言ってくれます。

誕生日の日にレストランに行くとサービスでケーキをくれる

レストランでは、誕生日に来てくれたお客さんにはケーキを無料で出してくれたり、歌を歌ってくれたりとサービスしてくれます。また、無料で食べ物や飲み物をくれる飲食店もあります。

誕生日には、仕事の休暇をとるのは当たり前

アメリカでは、誕生日の日に仕事を休むのは、当たり前のようになっています。そのため、堂々と、この日は私の誕生日だから仕事を休むと言っても誰もダメとは言いません。

誕生日の日は、好きなことをする日

誕生日の日は、特別なパスを持つかのように、誕生日の人にとってほぼ何でも出来てしまう日でもあります。会社を休んで、家事も休む、一日好きなことをやる、家族はそれに協力的になってくれる。

家族みんなで誕生日を祝う

アメリカでは、誕生日となると、身内の人みんなを誕生日パーティーに招待します。近くに住んでいれば、親戚、祖母祖父までもがお祝いに行くのが当たり前。その日のスケジュールを空けてでも、誕生日を祝いに行くのが当たり前。遠くに住んでいるから行けなくても、それを理由に何もしないということはあり得ません。お祝いのカードやプレゼントを送る、電話やメッセージで「おめでとう!」と言う。

友達の誕生日をうっかり忘れていたらどうする?

うっかりして、仲の良い友達の誕生日が過ぎてしまっても、誕生日のお祝いをしてあげるというのもアメリカでは一般的なことです。プレゼントをあげる人もいるし、レストランなどで食べ物をご馳走するなど形は何でもいい。とにかく、友達のお誕生日に何もしないで見送るということはしない。

子供の誕生日

特に小さな子供には、親が盛大に誕生日会を開くのが当たり前です。遊び場を予約して友達を沢山招待するのが一般的です。その遊び場とは、室内のアスレチック的な施設、プール、ボーリング、トランポリン、キッザニア系の遊び場など色々あります。また、子供の誕生日を学校で祝うというのも、アメリカでは一般的なことです。これは、日本では考えられないことです。詳しくはこちらを読んでください。

 

 

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