初めに、アメリカには、EWGというNPO団体がいます。
人間の健康と環境の保護の為に活動する団体です。アメリカ政府とは関係ありません。
アメリカに住む人々が、健康的な環境で健康な生活ができるように活動するのが彼らの方針です。
環境衛生、食べ物と農業、水と発電、といったことを徹底的に調査し、研究して、どれだけ有害なものが含まれているのか市民に明かしてくれます。
この団体の調査によって次のことを知りました。
ここ数年、オーガニック商品の人気が高まっているようです。
USDAの調べによると、オーガニック商品の売り上げは2005年が$5.4billionで、それが2014年には$15billionにまで上がり、2013年から2014年の一年の間で11パーセントも上がったそうです。
しかし、これほどオーガニック商品を買う人が増えていても、農薬を使い続ける農家がたくさんいます。
2013年に、米国農務省(USDA)がどれだけの野菜と果物に農薬が使われているか調べました。
調べた3015個の野菜と果物のうち、3分の2の野菜と果物に農薬が含まれていたそうです。
そして、その農薬の種類はなんと165種。更に驚くのは、水で洗っても皮を剥いてもその農薬が中まで浸透していたそうです。
Dirty Dozen
EWGは農薬が使われている野菜と果物を見つけ、それを農薬が最も多い順に並べ公表します。それがDirty Dozenというリストです。
今年2015年のDirty Dozenリストで選ばれた、野菜と果物で第一位だったのはリンゴです。
なんとこの5年間、リンゴはいつも第一位に上がってしまうそうです。
2位 桃
3位 ネクタリン
試験に使われたりんごのうち、99パーセントのリンゴに少なくても一種類の農薬が発見されました。
同様に、98パーセントの桃、そして97パーセントのネクタリンに農薬が発見されました。
最近、アメリカ農務省が許可したArctic Appleという切り口が茶色くならないリンゴにはもっと沢山の農薬が使われることだろうと言われています。
これに関してはこちらを読んでください。
茶色くならないリンゴ Arctic Apples
続いて、Dirty Dozenの第4位以下の結果は次の通りです。
4位、いちご
5位、ぶどう
6位、セロリ
7位、ほうれん草
8位、ピーマン、パプリカ
9位、キュウリ
10位、ミニトマト
11位、さやえんどう(輸入物)
12位、じゃがいも
13位、赤とうがらし
14位、ケール(Kale)
ぶどう一粒と、ピーマンには15種類の農薬が含まれていました。
ミニトマト一粒、ネクタリン、桃、サヤエンドウ、イチゴには13種の農薬が見つかりました。
Source:
http://www.ewg.org/foodnews/dirty_dozen_list.php
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