アメリカのニューイヤーズイブの過ごし方

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アメリカのニューイヤーズ・イブの過ごし方

ニューイヤーズイブ・パーティーで今年一年の残りの数時間を盛大に祝う人もいれば、家でテレビ中継されるニューヨークのカウントダウンを見るという二通りの過ごし方が一般的です。

12月31日の食べ物とテレビ番組

日本の年越しそばのように、アメリカには、12月31日に特別に食べる食べ物というものはありませんが、カウントダウンを見に来た人たちでいっぱいのニューヨークのタイムズスクエアの生中継とそこに出場する色々なアーティストのパフォーマンスを見るというのが21月31日の夜の楽しみでもあります。

パーティーに出かける

ニューイヤーズイブ・パーティーと言えば、バーやダンスクラブで開催されるタイプ。踊って飲んでという映画のシーンで見るような、あんな感じです。もっと落ち着きあるタイプのパーティーは、ブラック・タイ(black-tie)イベントと呼ばれる、名前の通りのタキシードに黒いネクタイを着て行くフォーマルなタイプのパーティー。

ニューイヤーズイブ・パーティーは、一般的に、事前にチケットを買うようになっていて、その値段は$100くらい、またはそれ以上。

家でやるパーティーは、日本とこんなに違う

家でやるニューイヤーズイブ・パーティーはどうか?ゆっくり座って仕事の話やプライベートの話を語るというパーティーではありません。カウントダウンまで飲んで踊って食べてとにかく楽しむ。

日本でのホームパーティーは、どんなパーティーであろうと、招待する人数は小人数で、料理が沢山並んだテーブルを囲んで座って飲んで食べるという感じです。仲の良い友達数人だけを招待するというのは、日本人のキャラクター的なものもあり、騒音で近所迷惑にならないことを気にするという理由もあるかと思います。しかし、アメリカでは、家のパーティーには10人から20人くらい招待するのが普通です。テーブルに食べ物を並べてその周りに座って飲む、食べるのは、ディナーパーティーや感謝祭のパーティーであって、ニューイヤーズイブ・パーティーは、ゲストを座らせることは考慮されていません。ダイニングルームやリビングルームの椅子やソファーに座りたければ座ればいいけど、多くの人は、立ちながら飲んでお喋りして、時にはキッチンのカウンターに並んだ食べ物をつまむといった感じです。アメリカの映画に出てくるパーティーを想像すれば良いと思います。あんな感じです。ニューイヤーズイブ・パーティーは、独特の雰囲気があります。ニューイヤーズイブのためのパーティーグッズを買って、Happy New Year!などと書いてある帽子やメガネを着ける人などがいて楽しい。

夫婦で参加

日本では、会社の上司や仲間と忘年会があるからと奥さんは同伴せず、男性だけ(またはこの反対)で行くのが当たり前ですが、アメリカでは夫婦で参加するのが当たり前。招待する側もゲストは夫婦またはカップルで招待します。奥さんや旦那さんを抜いて友達同士で忘年会の計画を立て出かけて行くというのもしません。

子供は連れて行かない

子供は連れて行かない方がいいでしょう。アメリカでは、「子供を連れて来ないで下さい」なんてことは絶対に言いませんが、(逆に連れて来なよ!なんて言われることでしょうが)、みんなアルコールを飲んでいるし、大人の為のパーティーであるし。まあ、色々な意味で子供には相応しい場所ではありません。もし、ベビーシッターが見つからないなどの理由で、子供を連れて行ったとしても、子供を連れてきたのかと嫌な顔をされることもないことでしょう。でも、子供が退屈していますかと思います。

私が、夫婦で友達の家のニューイヤーズイブパーティーに、当時4歳の娘を連れて行ったことがあります。大人たちはみんな娘を歓迎してくれましたが、いつまでも子供の相手をしてくれるわけではありませんし、背の大きい大人たちが大勢立ったままシャンペンやワインを飲みながらキッチンの周りに立って話しているわけです。その大人たちの間を通るのも子供にしてみれば迷路のようでしたし、そのうちに酔っ払った男性二人が喧嘩を始めてしまったので、じゃあそろそろ帰ると途中で帰る始末でした。子供を楽しませるには、次にお話するヌーンイヤーズイブのパーティーがお薦めです。

子供のためのヌーンイヤーズイブ・パーティー

ニューイヤーズイブは大人だけの楽しみではありません。小さな子供は、ニューイヤーズイブにカウントダウンの時間まで起きていられませんが、アメリカには、子供もカウントダウンを経験できるようにと、Noon year’s eve partyという正午にカウントダウンをする子供を中心としたイベントがあります。一般的に、地域の図書館でこういった無料のイベントが開催されます。お住いの地域の図書館を調べてみて下さい。

カウントダウンの中継をテレビで見る

アメリカの大きなカウントダウンは、東はニューヨーク、西はロスアンジェルス、そして南部はダラス。どれもテレビ中継されます。住む地域によってどれが中継されるか違うため、自分が見たい中継がテレビで中継されないかもしれませんが、インターネットでも見れるかと思います。

ここダラスのカウントダウンは、ダウンタウンのReunion Tower(ネギ坊主のような建物)で行われます。カウントダウンでミッドナイトになると約10分間の花火やライトショーが見れます。近くに車を停めて、このカウントダウンを見ることもできますし、テレビ中継でも見れます。

Reunion Towerの花火のテレビ中継は、11時半より下の番組で見れます。

Channel 4. FOX.
Channel 5. NBC.
Channel 8. ABC.
Channel 11. CBS.
Channel 13. PBS.
Channel 21. TXA.
Channel 33. CW.
Channel 23. Univision.

花火

地域によってカウントダウンに合せて打ち上げ花火も見れます。独立記念日の花火のように、カウントダウンの花火を見に行くというのは一般的ではありませんが、テレビで楽しめます。ローカルのチャンネルで自分が住む地域の花火が見れるかもしれません。私の近所では、カウントダウンまで起きていると、家の2階から遠くに打ち上げ花火が見えるなんてことがあります。

年末年始、安全にお過ごしください。

 

 

 

 

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