アメリカの元旦の過ごし方

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アメリカの元旦はとても静か

クリスマスのホリデーシーズンは1月1日まで続きますが、12月のキラキラしたホリデー雰囲気はすっかりなくなり、元旦はとても静かです。

元旦は、家族が集まる祝日でもなく、新年を祝うために特に何かするという日でもありません。街中も住宅街もクリスマスの飾りでキラキラと輝いていた12月が噓のような静かさです。クリスマスの飾りも片付け始めるのも元旦です。

2日から仕事

新年として祝日になっているのは1月1日だけ。翌日から仕事が始まります。しかし、学校の冬休みはもう数日続き、学校に戻るのは1月4日や5日くらいから。学校によります。ホリデー気分は1月1日までで、2日から現実に戻るといった感じ。

クリスマスの飾りを片付ける日

一般的に、クリスマスの飾りはクリスマスが終わったらすぐに片付けるのではなく、12月末まで外の飾りやライトアップ、家の中のツリーなども片付けません。でも、1月1日には、その飾りをすっかり片付けます。1日に片付ける人が多いのは、元旦は仕事が休みなので、休みを利用して片付けようという感じです。1日を過ぎても家の外の飾りがそのままでなかなか片付けない家もありますが、だからと言って縁起が悪いと言う迷信的な話もありません。

世界的にも有名なフットボールの試合とパレード

元旦の朝は、毎年恒例のローズボールとローズパレードがあります。

ローズボールは、アメリカで最も古いカレッジフットボールの試合で、元旦にカリフォルニア州のパサデナで行われます。試合の前に開催されるローズパレードと呼ばれるパレードは、世界的にも有名です。私の主人が、「アメリカ人なら、必ずテレビでこの試合を見る」と言うくらいアメリカの元旦の「つきもの」です。

ローズボールのパレードの始まりとなったお祭りは、1980年の1月1日にバトル・オブ・フラワーという名前で行われました。地元の人が、生花を使って馬車を飾り、パレードの道を通っていったのがこのお祭りです。このパレードの後に、アマチュアのスポーツイベントが開催されました。

現在、ローズパレードには60台ものフロート(荷台車)が参加し、8.85キロものパレードの道を通って行きます。このパレードがアメリカの他のパレードと違うのは、ローズパレードのフロート車の飾りは生花だけということです。花だけで作った飾りとは信じられないほど素晴らしい。フロート車の他に、マーチングバンドやダンサーもパレードの道を進みます。パレードは2時間続き、一部始終がテレビ中継されます。カウントダウンの夜明けの元旦の朝は、テレビをつけてローズボールパレードを見てのんびり過ごすというのがアメリカ人の元旦の過ごし方です。

 

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