ペットを飼いたい。ペットはどこで手に入れられるか。

ペットショップでは犬と猫は販売されていない

2008年くらいまで、アメリカのペットショップで子犬や猫の販売をするのは普通でした。 しかし、2008年にPetLandというペットチェーン店が販売する子犬が病的だったりすることが多く、ある調査が行われ、これらの子犬たちは悪徳業者から仕入れられてると明るみになりました。このPetLandの子犬スキャンダルにより、アメリカの動物保護団体がこういった子犬の悪徳業者を無くすにはには、ペットショップでの子犬の販売を止めることだと呼びかけました。そうして、アメリカの大手ペットショップであるPetco やPetsmartを含みペットショップでは子犬を販売しなくなりました。
しかし、PetLandは現在でも子犬の販売を続けていて問題になっています。

ペットアダプション

ペットを飼いたいならペットアダプションを考えてみてください。
アメリカには、外に捨てられていた動物や、理由があって飼えなくなってしまったからと飼い主がレスキュー団体に連れて来た動物や、最悪な環境で飼われていることろをレスキューされた動物がたくさんいます。 こういった動物は、レスキュー団体や市のアニマルシェルターに預けられ、次の飼い主を待っています。

ペットアダプションを考えているなら、近くのレスキュー団体や市のアニマルシェルターを調べてみてください。 アダプションを待っている動物の写真と情報はレスキュー団体や市のアニマルシェルターのウェブサイトで見れます。

市のアニマルシェルターの一覧はこちら。

レスキュー団体の一覧はこちら。

ペットショップにレスキューされた犬や猫がいる

アメリカの大手ペットショップPetcoやPetsmartには、動物レスキュー団体に保護されている猫が数匹います。これらの猫はペットショップの商品の一つとしてではなく、レスキュー団体の動物としてお店に置かれ、新しい良い家庭にもらわれていくのを待っています。

猫を飼いたいなら、まずはPetcoやPetsmartに行ってみてください。 気に入る猫に会えるかもしれません。 又、PetcoやPetsmartでは、週末(土日)になると、レスキュー団体によるペットアダプションフェアーを行います。 ペットアダプションフェアーでは、沢山の猫や犬に会えます。 ペットショップでのペットアダプションフェアーがいつ行われるかは、ペットショップのウェブサイトで知ることができます。


アニマルシェルターにいる動物たちについて

市が運営するアニマルシェルターには、もう飼えないからと飼い主に手放されたペットや、外で迷子になっていることろを保護されたペットがいます。 これらのペットは、次の飼い主が見つかるまでシェルターがある一定の期間預かります。 シェルターで保護される期間はまちまちですが、たったの72時間が一般のようです。 その期間を過ぎても新しい飼い主が見つからない動物は、安楽死されてしまいます。 新しく犬や猫がシェルターに毎日のように来るし、動物を保管するシェルターのスペースに限りがあるため、やむを得ないということなのでしょうか。

市のアニマルシェルターの一覧はこちら。

レスキュー団体がシェルターにいる動物を保護する

市のアニマルシェルターにいる犬や猫の中には、新しい飼い主が見つからないからと安楽死されてしまうギリギリのタイミングでレスキュー団体に救われていく犬猫もいます。 レスキュー団体は安楽死に反対する人達なので、レスキュー団体に保護された動物は新しい飼い主が見つかるまで世話をしてもらえます。


犬や猫をアダプションしたい。その手順と費用について

まず、どこから犬をアダプションするかによって手順と費用が違います。 市が運営するアニマルシェルターからアダプションする場合と、レスキュー団体からアダプションする場合を説明します。

  • 市のアニマルシェルターからアダプションする
    シェルターにいる犬や猫は、市のアニマルシェルターのウェブサイトで見れます。 ウェブサイトは常に更新されているため、新しい動物が来ると写真や情報がすぐにサイトに載り、もらわれていった動物の写真はすぐにサイトから消えます。 サイトで見て気に入った動物がいたら、直接見に行けます。 予約は必要ありません。 営業時間中にいつでも見れます。 

    シェルターのウェブサイトで気に入った犬や猫がいたら、シェルターが開く時間の30分くらい前に行って入り口で並ぶことを勧めます。 理由として、貴方と同じ犬や猫が欲しくて来る人が他にもいるかもしれないからです。 特に子犬は人気が高いため、ウェブサイトに写真が載るとすぐにもらわれて行きます。 同じ動物を欲しくて来た人が2人以上いた場合、くじ引きで誰がもらえるか決めるシェルターもあれば、早く来た人を優先するシェルターもあります。 

    アダプション費:
    費用はシェルターにより違います。 子犬だと高くとるシェルターもあれば、年齢に関係なく一律で取るシェルターもあります。 Denton animal shelterのアダプション費は$60。Carrollton animal adoption centerのアダプション費は$15. Dallas animal shelterのアダプション費は子犬だと$85で、それ以外の犬や猫は$55.

    アダプション費は避妊手術と注射、そしてマイクロチップの費用に使われます。

    申し込んだ費に連れて帰れる:
    シェルターの動物は、申し込み用紙に記入してアダプション費を払えば、その日にすぐ連れて帰れます。 動物たちがどんな人でどんな家庭にもらわれて行くのかを調べることなく、免許書とアダプション費があれば誰でもアダプションできます。 これに比べて、レスキュー団体から動物をもらうのは時間がかかります。

  • レスキュー団体からアダプションする
    市のアニマルシェルターと違って、レスキュー団体の動物は欲しいと言う人がいても簡単に手放しません。 レスキューされた動物達は気の毒な生い立ちがあるので、これらの動物が次こそ良い家庭にもらわれて行くことを確認する義務があるからです。 手続きとして、書類審査と家庭訪問があります。

    気に入った動物がレスキュー団体にいる場合、まずは、申込書を提出して連絡を待ちます。 レスキュー団体に聞かれる質問はこちらを読んでください。

    アダプション費:
    費用は、動物の年齢によって違います。 子犬子猫だと$250から$300くらい。 年齢があがるほど安い。
    アダプション費は避妊手術と注射、そしてマイクロチップの費用に使われます。

    レスキュー団体の動物を手に入れるのは時間がかかる:
    書類審査が通れば、次は犬との面会です。 その後、家の訪問があります。 家庭訪問では、動物が安全な環境で住めるかを見ます。 庭はフェンスで囲われているか、フェンスから抜け出すことができるか、プールがあるか、プールは囲われていて動物が誤って落ちてしまわないか、ペットが家の中のどこで生活するのか、夜はどこで寝るのか、といった事柄を確認します。
    書類審査に2、3日かかり、その後すぐに家庭訪問が出来れば1週間から2週間くらいでペットを家に連れて帰れる。

 

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