アメリカでは、生徒が学校に持ってくる薬に対しての厳しい校則があります。

たかが目薬でも、花粉症の薬でも、のど飴でも、医薬品を学校に持って行く場合は、薬に関する校則に従わないとなりません。

一般的に、次のような校則があります。

1. 目薬を含めて、薬は全て学校のオフィスと呼ばれる事務室又は、ナースに預けなければならない

 

注意* 処方箋つきの薬だけでなく、処方箋なしの薬もです。

つまり、生徒がバックパックやポケットに入れて持ったり、教室に置いておくことはできません。
但し、医師からの薬に関する手紙があれば、生徒が教室に持って行くことを許可される学校もあります。

2. 薬を持ってくるのは、子供ではなく、子供の親や保護者でなければならない

親や保護者が、学校の事務室又は、ナースに薬を持って行き、必要な手続きをしなければならない。この場合の手続きとは、学校がその生徒に薬を与える許可書です。 その用紙に、生徒が服用する薬の量と時間などを記入します。 生徒が学校に薬を持って行き、自分で事務室に持っていくというのは駄目です。

3. 処方箋つきの薬は、薬の容器に入ったまま持って行く

薬の容器には、生徒の名前と処方箋がプリントされているはずです(写真上)。 処方箋つきの薬は、薬の容器に入ったまま持って行く。容器から取り出して薬だけ持って行くのは駄目。これでは、何の薬だか分からないからです。

4. 処方箋なしの薬も、薬の箱に入れたまま学校に持って行く

これも処方箋の薬の場合と同じく、何の薬か学校が分かるようにするためです。

 

いかがでしたか?厳しいなと感じませんでしたか?

そうです。薬に関する校則は、アメリカの学校はいかに厳しいルールがあるかという例の一つであります。アメリカの学校よりも細かいことにも校則があります。この記事を読んでいる方はおそらくアメリカの学校に子供を通っているかと思いますが、アメリカの学校の校則を把握しておくことは生徒だけでなく親にとっても重要です。毎年、新学年が始まる時に、school packetsと呼ばれる学校の主な校則に署名する用紙が保護者に渡されます。保護者は、毎年、こういったプリントに署名しなければなりません。アメリカの学校の校則など知っておくべき事に関しては、下の記事を読んでください。

アメリカの学校:秋に学校が始まる前に、把握しておくべき重要な事

 

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